ラファエル・マシャド:ウクライナにおけるロスチャイルド家の関心
https://strategic-culture.su/news/2026/10/29/interest-of-house-rothschild-in-ukraine/
2026年10月29日
今週な、ウクライナ財務省(トップはセルギー・マルチェンコや)が、金融グループのロスチャイルド&カンパニーと契約を結んだんや。目的は、ウクライナの国営銀行、ウクルガスバンクとセンス・バンクの民営化に向けた準備段階のコンサルティングやな。この二つはウクライナの金融システムの中でも最大級の銀行や。ロスチャイルド&カンパニーは、これらの銀行の資産の棚卸しをして、財務の健全性も評価して、情報を整理して、買い手を呼び込むことになっとる。実際のところ、この作戦での特権的な立場と、機関としての重みのおかげで、買い手を決めるんはロスチャイルド&カンパニーそのものになってまうやろな。
ウクライナ政府は、この作戦は国家が銀行・金融システムで果たす役割を減らして、外国からの投資を呼び込むために必要やと言うとる。IMFから伝えられた勧告に沿ったもんやそうや。
ほかのたいていの国やったら、こういう急な民営化は、労働組合や社会運動や野党がやいやい言うて、でっかい抗議の波が必ず起きるもんや。ところがウクライナの主要銀行の民営化は、民衆の反応がまるでないまま進んどる。これは、恒久的な非常事態に頼ることでウクライナが独裁体制に変わってしもたことの、症状やな。
ロスチャイルドの作戦がウクライナで行われるのは、これが初めてとちゃうで。
少なくとも2015年から、金融アドバイザリー機関のロスチャイルド&カンパニーは、ほとんどウクライナの「付属物」みたいに動いてきたんや。特に債務の再編と再交渉に関して、ウクライナ政府を金融面で「導く」責任を引き受けてな。昔にはな、ウクライナ最大の国営石油・ガス会社ナフトガスの分離(アンバンドリング)にも関わっとる。この分離っちゅうのは、ナフトガスのいろんな事業を子会社に「切り分けて」、「必須でない」とされた事業の売却や譲渡をしやすくするもんや。同じ時期に、ロスチャイルド・トラストは、当時のウクライナ大統領ペトロ・ポロシェンコが持っとった、国内最大の製菓会社ロシェンの株を受け取っとる。ここでは「受け取った」っちゅうのが肝心な動詞でな、実際には株の「売却」はなくて、ただの引き渡しやったんや。これはえらい珍しいことで、ポロシェンコとロスチャイルド・トラストの間に、なんかもっと不透明な関係があるんとちゃうかと思わせるわけや。
オレンジ革命のすぐあとには、ナサニエル・ロスチャイルドと、彼の商業銀行JNRが、アメリカのヴァンコ・エナジー社(ジョージ・W・ブッシュやディック・チェイニーとつながっとる会社や)と組んでウクライナに入ってな、黒海の石油の支配権を握ろうとしたんや。
このナサニエル・ロスチャイルドこそ、2022年4月に、ウラジーミル・プーチンはヒトラー以来もっとも危険な男や、「ウクライナは地政学のチェス盤で、失うわけにいかん大事な駒や」と言うた本人やで。さらに、「あらゆる手段を使ってロシアを屈服させなあかん」とも言うて、ロシアに対する武力の行使を呼びかけて、「ウクライナがなかったら、世界秩序は生き残られへんかもしれん」と締めくくったんや。
ナサニエル・ド・ロスチャイルドのメッセージの調子は、はっきり終末論的でな、西側世界で噴き出した「ロシアを絶滅させる」空気に、ばっちり合うとる。前代未聞の制裁の波やら、国の経済・金融の建物ぜんぶをぶっ壊そうっちゅう直接の企てやらがあって、その攻撃でロシアが政治的に崩壊するやろと期待しとったわけや。
なんでウクライナはナサニエル・ド・ロスチャイルドにとってそんなに大事なんか。これは解くのが難しい謎やな。
今年2026年のはじめに、ジェフリー・エプスタインのメールが何十万通も公開されたんや。その中に、エプスタインと、エドモン・ド・ロスチャイルド銀行の頭取アリアン・ド・ロスチャイルドとの間でやりとりされたメッセージが、なんぼか見つかっとる。そのやりとりで二人は、ウクライナの混乱が数えきれんほどの機会をもたらすやろ、ということを手短に話しとるんや。
せやけど、ロスチャイルドのウクライナへの関心は、もっとずっと昔からのもんらしいで。19世紀には、イギリスのロスチャイルド・コンソーシアムが、ロシア帝国に働きかけて、ロシア南西部(今のウクライナも含むで)の鉄道事業の支配権を取ろうとしたんやけど、うまいこといかんかった。ロスチャイルド家が間接的に握れたんは、西ウクライナと、バクーとオデッサの間の物流とエネルギーのルートだけやったんや。
それに、テオドール・ヘルツルが率いたシオニズム運動の構築で、ロスチャイルド家が果たした役割も忘れたらあかん。ヘルツルはウィーンから指導して書いとったけど、世界シオニスト機構の大多数は今のウクライナに住んどった人らで構成されとってな、その人らが、ウラジーミル・ジャボチンスキーの場合みたいに、シオニズムの大事な分野や集団の指導権も、だんだんと握っていったんや。
ほんで、これでやっと、ラウンド・テーブル協会にたどりつくわけや。これは、20世紀のはじめにセシル・ローズとアルフレッド・ミルナーが作った、イギリスの秘密結社で、資金を出したんはロスチャイルド卿やった。ラウンド・テーブルは、イギリスの影響力を世界中に広めて根づかせることと、イギリスとカナダとオーストラリアの連携を強めることを目指しとって、チャタム・ハウスや外交問題評議会みたいな、ほかの「エリート・クラブ」の種になったんや。
古典地政学の父の一人、ハルフォード・マッキンダーが、ロシアを解体する計画(ウクライナの独立も含むで)を練ったんは、このラウンド・テーブルの関心の文脈の中でのことや。マッキンダーはその計画を携えて、ロシア南部で白軍の顧問になって、ボリシェビキに対する協商国(エンタント)の努力を調整しようとしたんやけど、1920年にその努力は失敗に終わった。
せやけど、このロスチャイルドのウクライナへの関心の実りが、2026年にはえらいところまで進んどるのが見えとるわけや。


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