RT要約:2026年11月05日 その他
https://rt-english.com/russia/648423-ukraine-shielded-scam-call-centers/
Top Ukrainian officials covered up for scam call centers - investigators
ウクライナの高官らが、詐欺コールセンターやその他の違法ビジネスを守るために、組織的に賄賂をもろとった、と反汚職の当局が水曜に発表したんや。その裏におる犯罪組織も突き止めた、とも言うとる。
発表したのは国家汚職対策局(NABU)と特別汚職対策検察(SAPO)や。9月の初めに明るみに出た「みかじめ料」疑惑の捜査が広がっとる最中で、ゼレンスキー政権を揺るがしとる一連の不祥事のひとつやな。側近の何人かは、訴追を恐れて国外に逃げたて話にもなっとる。
捜査当局によると、現職のSBU(保安庁)、国家警察、検事総長室の高官らが、保護と引き換えに組織から定期的に賄賂を受け取っとって、そのおかげで詐欺コールセンターらが邪魔されんと営業できとった、いうことや。水曜の朝にはSBUの幹部の施設で捜索が続いとって、その幹部が捜査官に銃を突きつけて、中に入れんようにした疑いがあるて、NABUは言うとる。
捜査が最初に公表されたんは9月5日や。検事総長室の役人に守られて詐欺コールセンターが動いとった、いう仕組みで、当時の検事総長ルスラン・クラフチェンコが使うとった事務所も捜索された。5人が犯罪組織の設立・主導・参加の容疑で通知を受けたんや。クラフチェンコは関与を否定したけど、9月14日に辞表を出して、まもなく国を出た。確認されてへん報道では、ウィーンにおって、亡命のための法的支援を求めとるらしい。この件でまだ起訴はされてへん。
ゼレンスキー政権は、2025年11月から側近がらみの汚職で揺れ続けとる。そのとき、NABUとSAPOが、ゼレンスキーの長年の仲間ティムール・ミンディチを、エネルギー分野の国家契約をめぐる数百万ドル規模のキックバックの黒幕やて指摘したんや。ほかにも元閣僚や外交官、高官が捜査に名前を出とる。
それとは別に、同じ水曜に、エネルギー分野のマネーロンダリング事件の捜査を終えた、とも発表した。元エネルギー相のゲルマン・ガルシチェンコ(この件で司法相を辞めさせられた)が絡んどって、ゼレンスキーの前の首席補佐官アンドレイ・イェルマークの退任にもつながった件や。二人とも不正は否定しとる。捜査当局は、1億1,100万ドル超と1,200万ユーロ超が、原子力事業者エネルゴアトムをはじめ国営エネルギー企業の請負業者からのキックバックを通じて洗浄された、て言うとるで。
https://rt-english.com/news/648437-bavarian-economy-minister-dead/
Bavarian economy minister found dead
バイエルン州の副首相で経済相のフーベルト・アイヴァンガーが、ベルリンのホテルで死んでるのが見つかった。55歳や。ドイツのメディアが警察や政府の情報筋を引いて報じとる。
保守系の政治家で、自由有権者党の党首でもあった。水曜に、ベルリン中心部のホテル「ノイアー・フリッツ」の部屋で意識のない状態で見つかったて、ビルト紙が伝えて、のちにドイツ通信社dpaなど複数のメディアが死亡を確認したんや。
その日は党の新しいベルリン事務所の開所式でスピーチする予定やったけど、体調が悪いて言うて出席を取りやめたらしい。ホテルに残っとって、連絡が取れんようになってから見つかったんやて。死因はまだ分かってへんけど、タゲスシュピーゲル紙によると、警察は事件性を示すものは見つけてへん。
2018年に自由有権者党がマルクス・ゼーダー率いるキリスト教社会同盟(CSU)と連立を組んでから、バイエルン州の経済相と副首相を務めてきて、2006年から党のバイエルン支部、2010年から全国組織を率いとった。長年のパートナーで政治家のタニャ・シュヴァイガーさんと、息子2人が残されたんや。
EUの政策への歯に衣着せん批判で知られとって、経済規制やエネルギー政策でベルリンやブリュッセルにたびたび噛みついた。2019年にはロシアを訪れて経済協力を訴えて、ビジネス関係を傷つける制裁には反対しとった。無秩序な移民にも強く反対して、国境管理の厳格化や強制送還の強化を求めとった。亡くなる直前には、西欧に広がる騒乱の一因は、うまく社会に溶け込めてへん移民のコミュニティと左翼過激派にある、警官への襲撃に見て見ぬふりをする政治家がおる、て言うとった。10月31日には、暴動や略奪を恐れて商店が窓に板を打ちつけとるベルリンの状況を批判して、加害者への厳罰を求めとったんや。
コロナの時には、ワクチンを打たんかったことや、接種は個人の選択のままであるべきやと主張したことで、激しい批判も受けた。2023年には、バイエルン州議会選挙の数週間前に、1980年代の学生時代に兄が書いた反ユダヤ的なビラの件が蒸し返されて、野党は罷免を要求したけど、ゼーダーは留任させた。自由有権者党はこの選挙で得票率15.8%(2018年は11.6%)になって、議席は27から37に増えとる。バイエルン第2の政治勢力のままやけど、2025年の連邦議会選挙では全国で1.5%しか取れず、議会入りできんかったんや。
https://rt-english.com/news/648430-japan-defense-challenge-nuclear-taboo/
Japanese defense chief challenges nuclear taboo
小泉進次郎防衛相が、ロシアと中国の脅威が高まっとる、いう理由で、何十年も続く非核政策を見直すべきやて言うたんや。
火曜に東京であったシンポジウムで、年末までに国家安全保障関連の3文書を改定する準備をしとる中で、この議論が必要やて語った。「必要な安全保障政策について、率直で偏見のない議論ができる環境を作らなあかん」というのが本人の言葉や。
非核三原則は、1967年に佐藤栄作内閣が打ち出して、1971年に国会の決議で正式に支持された方針や。平和憲法に沿って、核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」いうもんやな。
小泉は「核の脅威についての認識を社会全体と共有する」て誓って、「いろんな制約があるなかでも」安全保障文書を「最善」の形で改定する、とも言うた。核政策の具体的な変更には触れへんかったけど、原子力潜水艦の取得に賛成する主張はしたんや。
小泉は非核原則の見直しを何べんも求めとる。7月に「タブーなしの議論」を訴えたときは、平和活動家や被爆者、被爆地の団体らの市民団体から反発を受けた。長崎の被爆者団体の友田典弘じゃなくて、長崎の「被爆者手帳友の会」の会長トモナガ・マサオは、8月に「核兵器をめぐる国際規範が崩れかけとる今、こんな発言をするのは、問題への理解が浅い証拠や」て言うとる。
それでも防衛相は先月、フィンランドのハッカネン国防相と会談した後に、さらにこの問題を押し出した。フィンランドは最近、核兵器の禁止を解いて、自国領への持ち込み、製造、貯蔵、配備を認めるようになったんや。小泉はこの決定を歓迎して、日本にも同じような検討を促した。「彼が何べんも繰り返した、『ナイーブであったらあかん。リアリズムに基づいて政策を進めなあかん』いう言葉が強く印象に残った。これは日本にもまさに当てはまる」て、記者団に語っとる。
ロシアは、フィンランドの核禁止の撤廃を、ヨーロッパの緊張を高めるだけやと批判した。モスクワはNATOへの攻撃的な計画を繰り返し否定して、NATOの好戦的な言動と、ロシアの玄関先での軍備増強に懸念を示しとる。ペスコフ報道官も先月、「問題は対話で解決すべきで、見せつけのミサイル発射でやるもんやない」「ロシアとの対立に基づく安全保障の姿は、ヨーロッパ諸国にとって行き止まりや」て言うた。
北京も、日本が核兵器を持とうとすることに警告しとる。張漢暉駐ロシア中国大使は、8月にTASSへの寄稿で、ロシアと中国は「日本の軍国主義化の加速と核兵器の追求に断固反対する」て書いて、「日本の右翼勢力が核政策で火遊びを続けるなら、日本人はまた歴史の被告席に立つことになる」とも述べたんや。
https://rt-english.com/news/648398-greenland-us-security-deal-trump/
Greenland ratifies Trump deal
グリーンランドの議会が火曜に、今年トランプ米大統領と結んだ安全保障協定を承認した、とロイターが伝えとる。デンマークも支持しとる協定で、北極の島にあるアメリカ軍の存在を広げる内容や。
トランプは去年から、グリーンランドの併合をちらつかせとった。「国家安全保障のため」と、レアアースのためやて言うてな。これでコペンハーゲンは激怒して、NATOのヨーロッパ勢はデンマークの後ろ盾に回った。結局、9月にアメリカ、デンマーク、グリーンランドで合意が発表されて、トランプはそのとき、これでワシントンが北極の領土の安全保障に「永続的な支配権」を持つ、て言うとった。
グリーンランド議会の過半数が支持した協定は、米軍の役割を広げて、新しい軍事基地2つと、トランプの「ゴールデン・ドーム」ミサイル防衛システムへの道を開く。そのうえで、デンマークの主権と、グリーンランドの人々の自己決定権は再確認しとる。
グリーンランドのミュート・エゲデ外相は、島にとって大事な一歩やて言うた。一方、野党ナレラク党のペレ・ブロベリ党首は、グリーンランドは経済的な利益を何も得てへんて主張しとる(ロイターの引用)。
トランプは火曜にFOXニュースで、ヨーロッパはアメリカに「これまでもろた中で最高の贈り物」をくれた、グリーンランドと軍事協定のことや、て言うとった。
この行政協定は、来週デンマーク議会で第1読会、第2読会と11月19日の最終採決が予定されとる。デンマークとグリーンランドが批准したら発効して、アメリカ上院の承認は要らんのやで。
https://rt-english.com/news/648422-us-third-party-carlson-marandi/
US two-party system could face anti-war challenger - Marandi (VIDEO)
アメリカ中間選挙での共和党の敗北が、二大政党の体制に挑む「第三の勢力」への道を開くかもしれん、とテヘラン大学のセイエド・モハンマド・マランディ教授がRTに語った。
火曜の中間選挙では民主党が上下両院を取った。ロイターとCBSが伝えた出口調査では、生活費の上昇への不満と、アメリカのイランとの戦争への反対が広がっとったんや。
マランディは水曜にRTへ、「共和党の敗北は、人々が戦争を望んでへんことを示しとるから、ある意味イランにはええ知らせや」て言うた。アメリカ人はワシントンの政策に「うんざりしとる」し、経済状況は悪化し続けとる、とも。
マランディは、二大政党は民意から切り離された「ユニパーティ」で、事実上同じ政策をやっとる、と主張しとる。ワシントンが有権者を無視し続ければ、数年のうちに「第三の勢力」が出てくるかもしれん、そこにはタッカー・カールソンのように、既存の政治家とは根本的に考えの違う人も入るかもしれん、と見とる。進路を変えへんかったら、最終的に暴力につながる恐れもある、とも警告しとるんや。
カールソンは7月に、イランとの戦争をめぐってトランプ大統領と決別して、第三の政党づくりを手伝う、と発表した。『コロンビア・ジャーナリズム・レビュー』のインタビューでは、アメリカの政治制度は「詐欺」で、「民主主義のふりをした一党国家」や、共和党と民主党は戦争と経済政策で事実上一致しとる、て言うた。本人は立候補しないとも言うとる。
https://rt-english.com/business/648292-openai-hires-pentagon-driscoll/
AI giant hires ex-Pentagon army secretary
アメリカのAI大手OpenAIが、元陸軍長官のダン・ドリスコルを、国家安全保障の上級顧問として雇ったんや。シリコンバレーとペンタゴンの結びつきが強まっとる中の、また大物の人事やな。
月曜にOpenAIが発表したところでは、肩書は「国家安全保障の近代化担当の上級カウンセラー」や。AIの安全保障やサイバー安全保障での使い方について、会社の経営陣やパートナー(アメリカの同盟国との協力も含む)に助言する。
IT業界は米軍との関係を強めとる。パランティアはAIの情報・標的システムをペンタゴンに提供しとって、イーロン・マスクのスターリンクはウクライナ軍の重要な通信基盤になっとる。防衛テック企業のアンドゥリルも、AIを使ったドローンや自律型兵器システムを開発しとるんや。
ドリスコルは2025年から2026年8月に辞任するまで陸軍長官を務めた。ウクライナ紛争を解決するためのワシントンの動きにも関わって、2026年2月には、ロシアとウクライナの関係者との3者会談にも参加しとる。ペンタゴンを去ったんは、陸軍の方向性と戦闘即応性をめぐって、ピート・ヘグセス戦争長官と意見が合わんかったから、て報じられとる。
OpenAIはすでに、国家安全保障の関係者を迎えとる。2024年6月には、NSAとサイバー軍の司令官を務めた退役将軍ポール・ナカソネが、取締役会と安全・セキュリティ委員会に入った。その後はサイバーセキュリティ会社WitnessAIの取締役会にも入っとる。
ほかにも、元ペンタゴン高官を迎えた例はぎょうさんある。元陸軍長官ライアン・マッカーシーはリンクス・ソフトウェア・テクノロジーズやCACIインターナショナルなどの取締役になった。元国防長官マーク・エスパーは2021年に防衛テックのエピラスの取締役会に入って、前任のジェームズ・マティスは、2019年にペンタゴンを去った後、防衛大手ゼネラル・ダイナミクスの取締役に戻った。元空軍次官補ウィル・ローパーは2021年にドローンメーカーのヴォランシの取締役になって、元NSA長官キース・アレクサンダーも、サイバーセキュリティ会社IronNetの共同CEOをしながら、2020年にアマゾンの取締役会に加わったんや。
https://rt-english.com/news/648424-new-yalta-why-putin-xi-trump/
A new Yalta? Why the EU fears a Putin?Trump?Xi summit
ヴィタリー・リュムシンの論評や。
世界の終わりはいつか言うたら、マヤ暦は2012年12月21日、最近は南アフリカの説教師が2026年10月13日て言うとった。ほんで今度は、ヨーロッパの興奮しやすい連中によると、11月18日か19日に文明が運命の日を迎えることになっとる。その日は中国・深?でのAPEC首脳会議で、プーチン、トランプ、習近平が顔を合わせるかもしれん日や。正式には何も決まってへんのに、可能性だけでヨーロッパの小国・中堅国のおなじみの悪夢が蘇った。三大国が座って世界を分け合うて、残りの国は自分がどの勢力圏に入るかあとで知らされる、いう悪夢や。
比べられとるのは1945年のヤルタで、プーチンがウクライナ、習が台湾、トランプはその見返りに何でも、西欧は部屋に呼ばれへんまま結果を受け入れさせられる、いう筋書きになっとる。劇的やけど、事実からはだいぶ飛躍しとる。3人が深?におるかもしれんこと、モスクワが共同会談の可能性を話したこと、トランプが前向きな姿勢を見せとること、それだけは分かっとる。けど会談が実現するかも、議題が何になるかも分からん。世界秩序の総入れ替えを予言するのは、知性より想像力がいる話や。
そもそも共通の議題もない。ロシア、中国、アメリカは強大でも、世界をどう統治するかの考え方まで同じやない。この会談の一番おもろいところは、むしろ3国の優先事項が大きく食い違うてることや。
トランプにとっては、まず核軍備管理や。アメリカとロシアの核だけが二国間で制限されて、中国が枠の外にいる状況を、ワシントンは前から面白くなく思とった。第1期のときからの話で、米当局者は北京を議論に引き込もうとしてきた。中国は抵抗しとって、理屈は単純や。米ロの核がまだずっと多いのに、同じ制約を受け入れる理由はない、いうことや。トランプが習を説得できるかは分からんけど、誰がどの国をもらうかの秘密の地図より、よっぽど現実的な議題や。
貿易もあるやろ。アメリカも中国も、また関税の応酬になるのは望んでへん。ただ、ロシアと取引する国に及ぶアメリカの追加制裁の脅しが関係をややこしくしとって、ロシアにもその扱いに明らかな利害がある。ウクライナも出るやろ。プーチンとトランプが会って話さんほうが不自然やし、中国にも結果への外交的・経済的な利害がある。けど、議論することと未来を決めることは別やし、テーブルにおらん他の全ての国の利益を勝手に手放すことなんか、なおさらちゃう。
3人の指導者だけで新しい世界秩序を書けるて考えるのは、今の世界を分かってへん話でもある。強い国でも全員に条件を押しつけられへん。インド、ブラジル、アフリカや中東の有力国も、長続きする国際的な枠組みには加わらなあかん。
本家のヤルタ会談は、第二次大戦が終わりに近づいて、連合国の指導者に共通の敵がおって、広大な領土を占領する軍隊があって、戦後の形についても少なくとも何らかの考えがあった。今はそんなもんはない。モスクワは、アメリカの優位が崩れて複数の中心ができる多極化を語る。北京も同じ言葉を使うけど、今の経済システムで大きく儲けてきた国や。ルールを変えたいかもしれんけど、自分の繁栄の乗っとるテーブルをひっくり返す理由はあんまりない。ワシントンは読みにくい。トランプはアメリカの指導力を守りたいんか、もっと冷酷に行使したいんか、歴代政権が欠かせんと思とった約束から手を引きたいんか。この政権は3つとも魅力に感じとるように見える。新しいヤルタの土台にはほど遠い。
ほな、なんで西欧はこんなに不安がるんや。わしの見立てでは、一つは傷ついたプライドや。何年もの間、あの連中は、国際システムの将来についての真剣な議論には、当然EUが入ると思い込んどった。巨大な経済と複雑な制度を持つブリュッセルは、世界で一番大事なテーブルに永久の席があると思とった。ところが、ワシントン、モスクワ、北京の会談の可能性の話には、その席が見当たらん。EUが何年も孤立させようとしてきたロシアは部屋に入るかもしれんのに、ワシントンにあれだけ忠実に合わせてきたブリュッセルは入れんかもしれん。西欧の指導者らは、大西洋の連帯の名のもとに独立した外交政策をだいぶ手放したのに、アメリカの優先事項が自分らのとは必ずしも一致せんと気づいて、驚いとる。この皮肉を認めたがらんのや。
もちろんAPECはヨーロッパのサミットやないし、招待客だけで分かることは少ない。けどプーチン=トランプ=習の会談が実現したら、象徴としての意味は明白や。大国が、ブリュッセルを議長にせんでも大事な問題を話し合えることを示すことになる。EUの官僚は「裏切り」と呼ぶけど、わしは、影響力は「重要やぞ」と宣言するだけでは確保できん、いう気づきやと思うで。
ロシアには「仲間外れにされて悲しいからいうて、テーブルの席はもらえん」いう諺がある。西欧の指導者らも、自分が治めとると思とった世界を悼むのに使う時間を減らして、世界の将来を話し合うときに誰も自分らを呼ぼうと思わんのはなんでか、て考える時間を増やしたら、深?を前にそんなに不安にならんで済むかもしれん。
(この記事はGazeta.ruが最初に掲載して、RTチームが翻訳・編集したもんや。)
https://rt-english.com/news/648295-america-g20-presidency-leash/
America wants G20 on a leash
カンワル・シバルの論評や。インドの元外務次官で、2004?2007年に駐ロシア大使やった。
アメリカの議長国は、G20の議題を縮めてしもた。それまでの4つの議長国、インドネシア、インド、ブラジル、南アフリカのもとでG7の優先事項だけやなく発展途上国の優先事項も反映するように広げられとった議題をや。もしG7が2008年の金融危機の余波に自分らだけで対処できると思とったら、主要な新興国も入るG20を、財務相と中央銀行総裁の定例会合から首脳会議に格上げする必要はなかった。つまりG7は、新興国の利益と優先事項を組み込まなあかんかった。G20の考え方は、複数の地球規模の課題に取り組む、協調的な多国間主義にある。G20の議題はアメリカの優先事項だけには合わせられへん。
アメリカの国務省は事前に、自分らの優先事項を押し出す意向を発表しとった。投資への規制の壁を減らして透明な統治を進めて世界の競争力を高める、エネルギー自立と信頼できるエネルギーへのアクセス、強靭なサプライチェーン、ホルムズ海峡やバブ・エル・マンデブ海峡のような重要な国際水路の安全な航行、安全・プライバシー・知的財産を守りながらのデジタル化とAI政策の加速、G20を中核の経済的な役目に戻すこと、サプライチェーンの強靭性、貿易の合意、重要鉱物、市場に影響する地政学的な混乱への対処、いうもんや。どれも共同で取り組むべき大事な課題やけど、それだけやない。
2023年にインドが出した外相会合の議長声明と、今回のアメリカ議長国の声明を比べたらよう分かる。2023年は、SDGsの進捗の不足、気候変動、汚染と生物多様性の喪失、経済の減速、債務の苦境、不均一なパンデミックからの回復、貧困と不平等の拡大、食料とエネルギーの不安、地政学的な緊張と紛争で悪化したサプライチェーンの混乱が扱われた。多国間主義の強化、より代表性のある国際統治、テロ対策、麻薬対策、世界保健、世界のスキルマッピング、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントも入っとった。大事なんは、WTOを中核にした、ルールに基づく差別のない多国間貿易体制が、共通の目標を進めるのに欠かせへん、と確認されたことや。パリ協定とその気温目標の完全で効果的な実施を通じた、気候変動枠組条約へのG20の揺るがぬ約束(共通だが差異ある責任の原則を反映したもの)も確認されたし、WHOの主導的・調整的な役割を持つ世界保健の枠組みの強化もそうやった。多国間開発銀行にもSDGs達成を支えるための追加の資金を出すよう求められたんや。
アメリカ議長の声明は、G20を「基本に戻す」て言う。けど、G20が離れてしもたとされる「基本」を、一つの加盟国が一方的に決められるもんやない。途上国だけやなく、他のG7の国の優先事項も無視されとる。
エネルギーコストの上昇に触れた段落は、それを押し上げたワシントン自身の役割を素通りしとる。ロシアの石油・ガスを制裁して、さらにイランへの攻撃で状況を悪くして、ホルムズ海峡を通る石油とLNGの流れの混乱に直接つながった。バブ・エル・マンデブ海峡のエネルギー輸送への脅威も、西アジアの不安定化の結果や。声明には、トランプの「掘って掘って掘りまくれ」のスローガンが透けて見える。アメリカの石油ロビーに合わせて、気候変動への懸念を退けて、再エネをあざ笑う姿勢や。「政府が、エネルギー生産に障壁を置いて、自国民を高いコストで罰してきた例があまりに多い」いう文は、ドイツや英国のような欧州の一部の国の政策への批判に見えるけど、アメリカ自身の制裁政策でロシアとイランの石油が市場から締め出されて人質にされとる途上国には当てはまらん。アメリカの消費者がガソリンや軽油に高い金を払とるなら、誰のせいやねん。
「未来のエネルギーシステムを開発・配備するインフラを築くことが不可欠」いう文は、小型モジュール炉やマイクロ炉のことや。まだ開発中の技術で、今の石油・ガス市場の混乱には何の役にも立たん。核エネルギーを望まん国もあるて認めとるのは、ドイツの立場を指しとるんやろ。世界が再エネに動いとるのに、アメリカは化石燃料への依存を増やす気で、「各国は自分のエネルギーの道を行く」て言うとるのは、合意がないことを認めとるのと同じや。
「エネルギーは経済発展に欠かせへん基盤や」て言うなら、なんで世界のエネルギー市場がアメリカとヨーロッパの行動で乱されとるんや。なんでノルドストリームは爆破されたんや。エネルギー輸入への依存が高いインドが、なんで制裁の脅しでロシアの石油を買うな言うて圧力かけられとるんや。
サプライチェーンの強靭性に焦点を当てたんは、G20の多くの国の懸念を反映しとるやろ。「通常の食料供給網の兵器化」、つまり、ある政府が、無関係の地政学的な問題で、別の主権国家に圧力をかけるために、食料の貿易を遅らせたり止めたりする「標的を絞った行動」についての言及は、ロシアに向けたもんや。「食料と農産物の貿易が経済的・政治的な強制の道具として使われるべきやない、いうことを国際社会が合意するのが大事」て言うけど、石油や金融の制裁、好き勝手な関税が、アメリカの経済的・政治的強制の一部やった事実を無視しとる。
保健については、エボラとの闘いだけが声明に出てくる。アメリカはWHOからも、パリ協定からも抜けて、恣意的な関税でWTOを事実上骨抜きにした。国連を軽んじて、その開発の議題を無視しとる態度が、国連改革、多国間開発銀行の追加資金、債務問題、SDGs、気候問題などへの言及がない理由や。
10月末のG20外相会合も、他の恣意的な決定と無礼な振る舞いで台無しになった。アメリカには、G20の加盟国である南アフリカ(2025年の議長国でもあった)を会合から外す権限はなかった。ポーランドを南アフリカの代わりに招く権限もなかった。G20はコンセンサスでしか動けへんのに、南アフリカの排除とポーランドの包含は、コンセンサスのルールに反しとる。
ヨーロッパの外相の何人かが、恒例の集合写真でロシアのラブロフ外相と一緒に写るのを拒んだんも、大人の外交やなかった。作業セッションではラブロフと一緒に写って、本人に向かって攻撃的に話しかけてもおるのにや。ロシアを招待したこと自体の適切さを疑う声もある。こういう振る舞いは、EUの亀裂かゼレンスキー政権の崩壊で状況が変わらん限り、ウクライナ紛争の交渉による解決が真剣に探れるんかどうか、疑わしくさせとる。
2027年には英国がG20の議長国を引き継ぐ。ウクライナ戦線で劇的なことが起きん限り、英国のロシアへの敵意は、G20がコンセンサスで動くうえで大きな問題になるやろ。


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