2023年3月22日水曜日

インドネシア、VISAとMastercardを卒業

https://www.rt.com/business/573306-indonesia-ditching-visa-mastercard/

2023年03月21日 07:36

ジャカルタは海外の決済システムへの依存度を下げたい

インドネシア銀行は、VisaとMastercardを廃止し、独自の国内決済システムを導入する準備を進めている。Antara通信が規制当局の話として月曜日に報じた。

先週、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、外国の決済システムから離れ、地元の銀行が発行するカードを使い始めるよう地方当局に呼びかけた。同大統領は、ウクライナ紛争をめぐる米国、EU、およびその同盟国からのロシアの金融セクターを標的とした制裁を引き合いに出し、インドネシアは地政学的な混乱から身を守る必要があると主張した。

「細心の注意を払うこと。米国がロシアに課した制裁を忘れてはならない。VisaとMastercardが問題になる可能性がある」と述べた。

この取り組みについて、中央銀行の広報担当者であるErwin Haryono氏は、規制当局が地元企業と協議しているのは「進捗率は90%程度」と述べ、国内カードには手数料の引き下げなど多くのメリットがあるとした。また、同氏によると、「オフショア決済や米国VISAやMastercardなどの海外決済ネットワークへの依存はもはや必要なくなる。」

インドネシアクレジットカード協会(AKKI)の理事であるDodit Proboyakti氏は、RIA Novostiに対し、インドネシアはロシアとそのMir決済システムの経験を応用して、国内の金融ネットワークを促進すると述べた。

AKKIのエグゼクティブ・ディレクターであるSteve Marta氏によると、インドネシアの銀行間システムであるGPNは現在、国内のデビットカードにのみ対応しており、クレジットカードや国際取引に適切に対応するためにはいくつかの調整が必要という。

モスクワは、2014年に米国が初めて同国を制裁の対象とした直後に、独自の全国カードシステム「Mir」を展開し、米国に拠点を置く企業がプラグを抜いた場合にVisaとMastercardのすべての取引をスムーズに引き継ぐために、国内の国家決済カードシステム(NSPK)を構築した。

【インドネシア関連記事】

https://sputniknews.jp/20230321/2-15364390.html

インドネシアの新首都はニューヨークの2倍の広さ

2023年3月21日, 10:12

インドネシアの東カリマンタン州に整備される新首都ヌサンタラの建設が本格化。

UASトゥディが報じた。

ヌサンタラは同州のジャングルの中心部に位置し、面積はニューヨークの2倍。インドネシア当局は、ヌサンタラを庭園都市にすることを約束した。また、新首都が最高レベルの環境基準を満たすべく、エネルギー効率の高い建物のみを建設する他、現地のすべてのエネルギー源は再生可能にする予定。ヌサンタラのトップは、この都市が美しく、健康的なライフスタイルに適したものであるだけでなく、あらゆる経済活動の分野でダイナミックな発展を遂げるモデルになる。

首都をジャカルタからヌサンタラに移転するのには、いくつかの理由がある。ジャカルタでは過密状態が進んでおり、インフラに関わる問題や環境問題が存在する。土地の変形が広範囲で起きており、ジャカルタは1年に25センチメートルのペースで水没している。研究者らによると、今後20?30年の間に、ジャカルタの半分が水没する恐れがあるという。

ヌサンタラの建設は2022年半ばに始まった。建設現場には7000人の労働者が作業を進めた。現地ではインフラはまだ14%しか完成していないものの、すでに主要道路やヘリポートが存在する。また、作業員のための寮も設置された。2024年の夏の終わりまでには、大統領府が完成する予定だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム