ホワイトハウスの国家安全保障アドバイザーが中国高官と会見できた

https://www.zerohedge.com/markets/white-house-national-security-advisor-meets-top-chinese-official-xi-repeatedly-snubs-biden

タイラー・ダーデン

2023年5月12日金曜日 - 午前12時40分

バイデン政権は、北京がバイデン自身あるいは子分との直接会談を受け入れてくれることを願っていた。何週間も歯がゆい思いを続けたが、ついにバイデンがその願いを叶えた。国家安全保障顧問のジェイク・サリバンが今週初め、ウィーンで中国のトップ外交官、王毅と「率直かつ建設」な話し合いをしたと、ホワイトハウスが木曜日に発表し、すでに悪化している関係を悪化させないように努めている。

この非公開の会談は、今年初めのスパイバルーン事件でアントニー・ブリンケン国務長官が予定していた北京訪問を延期して以来、米中当局の最高レベルの会談となった。

「この会談は、オープンなコミュニケーションラインを維持し、責任を持って競争を管理するための継続的な努力の一環である」と、ホワイトハウスはこの会談を読み上げた。

これで、ジョー・バイデン大統領と習近平国家主席の会談が実現するかもしれない。バイデンは水曜日、記者団に対し、習近平との会談の設定に進展があり、「うまくいく」と語ったが、時期など詳細は明かさなかった。

サリバンと王氏が最後に話したのは3月。台湾の蔡英文総統が米国を訪問する数日前に台湾をめぐる緊張が高まっていた。サリバンは昨年6月、ルクセンブルクで当時中国トップの外交官だった楊潔チ氏と会談し、台湾、ウクライナ、その他の安全保障問題について議論した。

ブルームバーグによると、中国のスパイバルーン疑惑により、アントニー・ブリンケン米国務長官の北京訪問が頓挫し、バイデンと習近平の長年の懸案であった電話会談が実現しなかったため、中国は数週間前からハイレベルな会談を求める米国を相手にしなかった。

バイデン政権は、慌ただしい会合や電話会談を求めることで、中国が会談にノーと言えないようにしようとしていると報じた。この戦略は、アジアとヨーロッパの同盟国に、米国が責任者であると示し、北京とその指導者が拒否すれば不誠実であると描くつもりだった。

このアプローチは、米国を中国に媚びる隷属的な存在として描き、バイデンを弱く見せていると子飼いのメディアにすら言われた。これはまた、アジアやヨーロッパの同盟国が、米国が緊張を緩和するために十分なことをしていないと不安視しているのをなだめる意味もあるのだが、成り行き次第では紛争に発展しかねないという懸念もある。