2023年8月28日月曜日

ショルツ、ドイツ経済の現状を嘆く

https://www.rt.com/business/581917-scholz-germany-economy-unsatisfactory/

2023年8月27日 14:46

ドイツは輸出に依存しているため、世界経済の低迷のあおりを受けている、と首相は述べた。

ドイツのオラフ・ショルツ首相は、バイエルン州紙パッサウアー・ノイエ・プレスとのインタビューで、現在のドイツの経済成長は「満足のいくものではない」と語った。

ショルツ首相によれば、ドイツは輸出に依存しているため、世界経済全体の低迷の影響を顕著に受けている。

「世界経済が低迷すれば、ドイツは特にその影響を強く受ける。その逆もまた然りで、世界経済が再び上向けば、ドイツも恩恵を受ける」と述べた。

首相は長期的な見通しについては楽観的だ。ドイツは「10年後、20年後、30年後も技術的にトップリーグでプレーするための最良の前提条件を備えている」と述べた。彼はまた、経済成長を促進するために、借金で賄われる連邦政府の支出を増やすべきという声に否定的だ。

「(EUが)我々にもっと負債を背負うべきだと思っているのかどうかはわからない。」と述べ、ドイツの負債がすでに膨らんでいるのは、コロナ19パンデミックの影響を和らげるための努力や、最近では、エネルギー価格の高騰を招いたウクライナ関連の対ロシア制裁の影響を食い止めるためだと指摘した。

EU最大の経済大国であるにもかかわらず、ドイツは昨年来、エネルギー危機の影響と高インフレに苦しんでいる。ウクライナ紛争を受けてEUがモスクワに制裁関税を課した後、ロシアのエネルギー供給が減少し、最も大きな打撃を受けた国のひとつである。その結果、エネルギーコストが上昇し、それが経済の他の部門の物価を押し上げている。

ドイツの連邦統計局(Destatis)によると、ベルリンがインフレとエネルギー価格の抑制に努める中、ドイツの財政赤字は2023年上半期に421億ドル(454億ドル)に急増した。ドイツの工業生産はここ数ヶ月減少しており、今年はさらに縮小すると予測されている。今年第2四半期の経済成長率はゼロで、かろうじて前の2四半期まで続いたテクニカル・リセッションを脱したに過ぎない。アナリストたちは、現在の経済指標からすると、ドイツ経済は今年後半に再び縮小する可能性が高いと警告している。

「第3四半期については、全体的な兆候が再び縮小を指し示している。」バーデン=ヴュルテンベルク州立銀行(Landesbank Baden-Wuerttemberg)のエコノミスト、イェンス=オリバー・ニクラシュ(Jens-Oliver Niklasch)氏は、AFP通信に語った。

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