プーチン大統領、NATO加盟に対抗してフィンランド国境沿いに部隊を展開
2024年3月14日木曜日 - 午後03時45分
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟は「無意味な一歩」だが、フィンランドが同盟に加盟した後も、モスクワは軍隊と「破壊システム」をフィンランド国境に配備する、と新たな発言をした。
「率直に言って、なぜこんなことが必要なのか理解できない。自国の国益を確保するという観点からは、まったく無意味な措置だ。」とプーチンは語った。
「我々はフィンランドと理想的な関係を築いていた。私たちはお互いに、特に領土的なものに関して、何一つ主張することはなかった。」とプーチンは続け、フィンランドのNATO加盟は「西側のクラブに入りたいという願望から生まれた。」と語った。
「ロシアとフィンランドの国境からすべての軍隊を撤退させた。「それは彼らが決めることだ。彼らが決めたことだ。我々はそこに軍隊を置いていなかった。」
フィンランドは昨年4月に31番目の加盟国となったが、スウェーデンが正式に32番目の加盟国となったのは月曜日、ブリュッセルのNATO本部で行われた国旗掲揚式でのことだった。
スウェーデンのウルフ・クリスターソン首相は式典で、ロシアによるウクライナ侵攻の結果、自国は歴史的中立を放棄したと明言した。
「ロシアの、ウクライナに対する残忍で全面的な侵略は、スウェーデンを、本格的なNATO加盟が唯一の合理的な選択であるという結論に団結させた。」とクリスターソンは語った。
水曜日、フィンランドのペッテリ・オルポ首相の新たな発言で、ロシアと北欧諸国との緊張の高まりが示された。
彼は欧州議会での演説で、モスクワは「西側諸国との長い対立」を準備しており、「ヨーロッパにとって恒久的かつ不可欠な軍事的脅威である。」と語った。
「ヨーロッパがひとつになって、この挑戦に十分に対応できなければ、今後数年間は危険と迫り来る攻撃の脅威に満ちたものとなる。ロシアは無敵ではない。」
デンマークもまた、国防費の増額と欧州防衛の連携強化を求める人々の一人である。ウクライナ軍の戦況が芳しくなく、アメリカの資金も枯渇しているため、この数カ月間、この問題は常に議論されてきた。ヨーロッパの指導者たちは、キエフに対するアメリカの資金援助が滞っている間隙を埋めるべく緊急に努力している。
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