2015年6月16日火曜日

サウジとイスラム国


サウジとイスラム国は同じコインの違う面、と考えてみた。
ステップ1
縦軸上方向は政治制度。サウジも絶対王政なら、イスラム国もカリフと言っている。まるで同じ。縦軸下方向は活動。サウジの活動を石油を汲んで売ってその金で投資したりテロ支援したりすること。イスラム国の仕事は殺しまくること。別法人みたいなもんですな。
サウジとイスラム国の違いは、横軸。イスラム国はスンニ派原理主義のワハビー。ワハビーじゃないやつは、イスラム教徒でも殺していいし、異教徒はもちろん殺していい。いっぽうサウジ家はワハビーの総本家なんだけど、サウジ家の人たちほど非ワハビーな生活を送っている人たちはいない。だから看板がどうであろうが、サウジは非ワハビー。
ステップ2
同じコインの両面だったサウジとイスラム国。サウジがなぜかイスラム国と距離をおくようになった。なぜか?それはイスラム国にめんどうくさいワハビーをぶん投げ、自分たちサウジ家は家業である石油売りに特化したい。ワハビーなんて重たいもんを背負いたくないんだよ。
ステップ3
イスラム国があんまり残虐なことをやるので、家業にひびくのを恐れたサウジ家は、湾岸連合軍とかいろんな国の軍隊といっしょにイスラム国を(ワハビーもとろも)滅ぼしてしまいました。 もうワハビー原理主義なんてこりごりだ、と世界中の人民も思っているし、サウジ家もそう言う。これでサウジ家は晴れて家業に専念し、非ワハビーの暮らしを楽しむことができます。めでたしめでたし。

っていうのはどうかな?


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