クレムリン、アゾフスタル製鉄所での状況についてコメント
https://www.rt.com/russia/554960-peskov-russian-forces-storming-azovstal/
2022年5月4日 13:57
プーチン大統領報道官によると、ウクライナの武装勢力は射撃位置を確保しようとしているが、こうした努力は抑制されている。
ロシア軍は、ウクライナ軍人とネオナチ・アゾフ大隊のメンバーが1ヶ月以上潜伏しているマリウポルのアゾフスタル製鉄所を襲撃していないと、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官が水曜日に記者団に語った。
同報道官によると、ロシア軍はプーチン大統領の命令を守っており、製鉄所を襲撃することはない。
「襲撃はしていない。武装勢力が銃座を狙ったときに、爆発が起きているのは見ている。これらは極めて迅速に鎮圧されている」と述べた。
火曜日、ロシアとウクライナの複数のメディアは、モスクワが民間人の避難を確保するために宣言した停戦により、数日間比較的平穏だった巨大製鉄所の敷地とその周辺で戦闘が発生したと報じた。この報告によると、アゾフスタル工場は砲撃と空爆を受けたという。ソーシャルメディアに流れた未確認の映像は、これを裏付けるかのように、工場から煙が立ち上っている様子を映し出している。
ドネツク人民共和国は、工業施設に立てこもるウクライナ軍とアゾフの戦闘員が、避難停止による戦闘の小休止を利用して、新たな陣地を確保したと主張している。
モスクワによると、自軍は現在、冷戦時代に要塞化されたバンカーとトンネルの広範なネットワークを誇るアゾフスタル工場を除く港湾都市マリウポリ全体を支配しており、ウクライナ軍は1カ月以上包囲されている。
プーチン大統領は4月21日、ロシア軍の犠牲を恐れてアゾフスタル製鉄所襲撃作戦を中止し、代わりにそこに立て籠もっているウクライナ軍を完全に封鎖するよう命じた。
ペスコフ氏は、マリウポリにおけるロシアの戦略に関する質問に加え、プーチン大統領が5月9日の第二次世界大戦の戦勝記念日にロシアで大規模な動員を命じる可能性があるとする西側メディアの報道についてもコメントを求められた。クレムリン報道官は、これらの報道を「たわごと」と断じ、プーチン大統領はウクライナに宣戦布告するつもりはないと記者団に念を押した。
また、ペスコフ報道官は、ロシアとウクライナの協議が進展していないことを嘆き、ウクライナ指導部が常に立場を変えていることを非難した。さらに、モスクワは、交渉が実を結ぶかどうかわからないと付け加えた。
今週末に全27カ国の代表が採択する予定のEU制裁第6弾について問われると、ペスコフ氏は、制裁は諸刃の剣であり、欧州市民がそのツケを払わなければならないと指摘した。
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