2022年6月8日水曜日

ウクライナ、トルストイの「戦争と平和」を禁止

https://www.rt.com/russia/556772-ukraine-ban-tolstoy-book/

2022年6月7日 18:11

キエフの教育省は火曜日、レオ・トルストイの「戦争と平和」や、ロシア軍を賛美しているとされるその他の作品を、ウクライナの学校で今後教えないことを発表した。

トルストイの国際的に知られた名作は、現在の紛争のずっと前にウクライナで禁止された他の古典的なロシアの書物に加わる。

「これらはすべて外国文学から完全に除外される」と、アンドレイ・ビトレンコ教育省第一副大臣はテレビ局ウクライナ24のインタビューで語った。「例えば『戦争と平和』、これはもうウクライナでは学べないだろう。」

同省は、カリキュラムから除外されるロシア人作家の作品の最終的なリストを作成中であると、ビトレンコは付け加えた。

彼のコメントは、キエフの文化・情報政策省が先月発表した、「ロシアのプロパガンダを助長する」文学作品をウクライナの図書館から撤去し、ウクライナの書籍に置き換えるという発表に続くものである。

「プロパガンダは危険な武器だ。ロシアの嘘は今日、至る所で毒となっている」と、ラリサ・ペタシュク副大臣は当時、Facebookで述べている。

トルストイのナポレオン戦争中のロシア帝国の広大な記述は、もともと1865年から1867年にかけて連載されたものである。1880年にフランスの雑誌に掲載された記事で、ロシアの小説家イワン・ツルゲーネフはこの本を「現代における最も注目すべき本の一つ」「偉大な作家の偉大な作品」と呼び、「真の、本当のロシア」を描いている。

それ以来、この作品は多くの言語に翻訳され、何度もテレビや映画で脚色されてきました。

キエフは現在の紛争のずっと以前から、ロシアの芸術作品や言語教育を禁止してきた。2019年3月、ウクライナ政府は、ロシアの企業、アーティスト、ソーシャルネットワーク、インターネットポータル、ソ連やソ連の政治家について言及していることを理由に、約40点の芸術作品を禁止した。その際に禁止された作品の中には、ソ連でも検閲を受けたミハイル・ブルガーコフの小説「巨匠とマルガリータ」も含まれていた。

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