2022年7月3日日曜日

ホワイトハウスはひそかに200ドル原油ショックをモデル化している

https://www.zerohedge.com/commodities/white-house-quietly-modeling-shock-200-oil

木曜日、6月30、2022 - 02:05 午前

バイデン政権が、議会で行われている滑稽な1月6日のカンガルー伝聞法廷を誰かが見てくれることを祈りながら、2024年の大統領選に立候補するトランプを何とか阻止し、現政権がアメリカ史上最悪になるかもしれないということを何億人ものアメリカ人に忘れさせている一方で、最悪の事態に備えて静かに準備している。

バイデン派の宣伝マンであるCNNが報じているように、(少なくともギャラップ社によれば)本当に重要なこと、つまり経済、特に急騰するガソリン価格に関して言えば、ホワイトハウスは歴史的な大混乱に陥っている。

昨年は40年来の高インフレが収束すると予想し、パンデミックによる経済危機からの歴史的な急回復を誇示しようとした政権にとって、この危機的状況に伴うフラストレーションは深刻である。CNNの取材に応じたホワイトハウス高官は、一見難問と思われる課題の進展について尋ねると、こうきっぱりと答えた。「どれのことかな?」

「歴史的な大混乱の背後にある容疑者はよく知られている。高騰する物価、不安定な世論調査数、瀬戸際に見える議会の多数派など、不安材料には事欠かない。ガソリン価格は1ガロンあたり5ドル前後で推移しており、国中の標識や看板に貼られて、経済に対する国の見方が暗くなり、バイデンの政治的将来もそれにつれて暗くなるという現実を、ホワイトハウス当局が意識している。日々見せつけられている。」

ホワイトハウス高官はCNNに、「大統領支持率のラインとガソリン価格が、米国で歴史的にどのように推移するかは、それほど洗練された人間でなくてもわかるだろう」と語った。

CNNの世論調査による、バイデン氏の大統領としての対応に対する評価の平均は、アメリカ人の39%が彼のやっている仕事を承認している。特に経済、ガソリン価格、インフレに関する彼の数値は、最近の世論調査ではさらに悪い。CNNが伝えないのは、バイデンが在任中のこの時期、トランプを大きく下回る結果の世論調査をしていることだ。

CNNの記事は、現在のガソリン危機の背後にあるものについて長々と分析し、問題を解決できるのは供給を増やすことだけだと、実際には言わずに説明しようとするが、最初に説明したように、グリーン狂信者と社会主義環境保護主義者は生産量を増やすことに同意しないので、これは不可能であり実現しないのだ。

CNNのフィル・マッティングリー記者が書いているように、「回復から安定した成長期へと自然に回転している経済を管理する代わりに、経済当局は、ガソリン価格がバレルあたり200ドルに達したときのショックが経済に与える影響など、最悪のシナリオを分析しモデル化している」のである。

バイデン氏にとっても、期待をリセットしたいCNNにとっても残念なことに、事態は悪化する一方だ。先ほど述べたように、誰も注目していない間に、クッシング在庫はおよそ2000万バレルと、運用上の底値まであと100万バレルに迫っていたのだから。これは、米国が公式にタンクボトムを視野に入れていることを意味する。

というのも、Bloombergのチーフ・エネルギー・グルであるJavier Blasでさえ、この2週間でアメリカ政府は戦略備蓄から1370万バレルを抜き取ったが、「それでも商業石油備蓄はこの期間に300万バレル減少した」と指摘している。

もし戦略備蓄がなかったら?とBlasは修辞的に問いかけている。もし戦略備蓄がなかったら、あるいは10月以降に販売が終了したらどうなるのか "とBlasは修辞的に問いかけている。

そしてこれがオチだ。現在の戦略備蓄の記録的な排出ペースでは、いずれにせよバイデン政権は、10月のある時点で原油価格を低く抑えようとする試みを終了しなければならない(あるいは、実質的に石油備蓄がない状態で中国と台湾を巡る戦争に突入する。)つまり、プーチンが今後5ヶ月の間に戦争を終わらせない限り、中間選挙の数日前に、原油が200ドル前後の記録的な価格になる可能性が少なからずある。その場合、ガソリンは10ドル以上になる。

民主党は、経済全体が崩壊する中、いつまで「1月6日」の犬猿の仲を続けることができるのか、推測することはできるが、ガソリンが2桁になる11月にアメリカがどのように投票するのかは、誰にとっても不思議なことではないだろう。

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