シリア、ドンバス共和国を承認

https://www.rt.com/news/558077-syria-recognizes-donbass-republics-lpr-dpr/

2022年6月29日 13:18

ドンバス共和国の独立を認めたのは、ロシアに次いで2カ国目

シリアは、2014年にウクライナからの離脱を表明し、2月にロシアが正式に承認したドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国（それぞれDPRとLPR）の独立を承認した。

シリア・アラブ通信（SANA）は水曜日午後、ダマスカスの外務省内の情報源を引用して、この決定を発表した。

「あらゆる分野で関係を築きたいという共通の意志と願望を体現し、シリア・アラブ共和国はルガンスク人民共和国とドネツク人民共和国の両方の独立と主権を認めることにした」と報じられた。

ドンバス地方を構成する両共和国は、欧米の支援を受けたクーデターにより、民主的に選出されたヴィクトル・ヤヌコヴィッチ大統領が追放された後、2014年にウクライナからの独立を宣言した。その後、キエフ軍はこの地域に対して8年にわたる戦争を行い、モスクワのウクライナでの軍事作戦開始の2日前の2月にロシアが独立を承認するまで続いた。

2015年9月、ロシアはダマスカスの要請を受けて、当時「イスラム国」（IS、旧ISIS）などのテロ集団との戦いに巻き込まれていたシリアで軍事作戦を開始した。モスクワの作戦は、最終的に正統派政府の平和回復に大きな役割を果たすことになった。

2022年2月、シリアのアサド大統領は、2つの共和国を承認する用意があると表明した。そこでのロシアの軍事作戦には、数千人のシリアのボランティアが参加している。

ベラルーシ、ニカラグア、スーダン、ベネズエラなど他の多くの国はドンバス共和国を承認していないが、ロシアの承認への支持を表明している。