米議員がゼレンスキー氏を非難 「ウクライナ腐敗蔓延史」

https://www.zerohedge.com/geopolitical/ap-highlights-ukraines-history-rampant-corruption-after-us-lawmaker-slams-zelensky

金曜日、7月22、2022 - 06:00 午前

Politico誌が、共和党員であるビクトリア・スパーツ議員がウクライナ政府を非難し、「重要なインフラと武器や援助の配送を適切に監督する」よう求めたため、共和党員が騒いでいると報じた数日後、AP通信は、主流報道機関の論調とは異なる方向性の記事を掲載した。

要するに、ヴォロドミル・ゼレンスキー大統領がCIA長官と司法長官を反逆罪で告発し解雇した悪名高い腐敗国家に、無制限に何十億もの武器や援助を送るのは賢明ではない、というのが見解のようである。

AP通信によると

バイデン政権は、ウクライナに何百億ドルもの軍事、経済、直接的な財政支援を進め、同盟国にも同じことをするよう促しているが、ウクライナがその受け手としてふさわしいかどうか、長年の懸念と格闘している。

この問題は数十年前に遡る。ドナルド・トランプ前大統領の最初の弾劾に無関係ではないのだが、ロシアの侵攻前後の数ヶ月間は、米国と同盟国がウクライナ防衛に結集したため、大部分が背景に追いやられていた。

しかし、週末にゼレンスキーが検事総長、情報局長、その他の高官を解雇したことで、こうした懸念が再燃し、率直な米国議員によるキエフの高官汚職の疑惑に不注意にも新たな注目が集まった。

この記事によれば、ウクライナを支持する両陣営の有名人は、米国の税金を使った将来のパッケージが通りにくくなるような反発を避けたいと考えており、バイデン政権自身も「ウクライナの独立初期から続く米国の長年の要求である汚職にもっと対処するようゼレンスキーに迫っている」のだそうである。

「国務省のネッドプライス報道官は、月曜日の記者会見で、「我々の関係において、そしてこの関係も含めて、我々は個人ではなく、制度に投資する。もちろん、ゼレンスキー大統領は、この人事異動を行う根拠について話した。」

「...10月に、そして2021年12月に、米国や他の国々がロシアの侵略の可能性が高まっていると警告していたとき、バイデン政権は、ロシアとはほとんど関係のない汚職に対し無策であるとゼレンスキー政権を罵っていた。」

キエフの米国大使館　10月9日

「EUと米国は、高レベルの汚職との闘いにおいて重要な機関である、汚職防止専門検察庁の長の選考における説明のない、不当な遅れに大いに失望している。選考委員会がこれ以上遅れることなく作業を再開することを強く求める。選考プロセスを進めないことは、ウクライナとその国際パートナーによって設立された汚職防止機関の活動を弱体化させるものである。」

前述のように、AP通信は、戦争が始まって以来、ウクライナを6回訪問している（5月にはホワイトハウスに招待され、バイデンが援助パッケージに署名するのに使ったペンを受け取った）ヴィクトリア・スパーツ下院議員が、ゼレンスキーが「政治的取引をしている」と非難し、またウクライナ高官のアンドリー・ヤーマクを汚職で非難している、と指摘する。彼女は繰り返しゼレンスキー政権に反汚職検察官（ジョー・バイデンが10億ドルの米国融資保証と引き換えに解雇したような検察官）を任命するよう要求し、その遅れをヤーマクのせいだと非難している。

ウクライナ人は、スパーツが「ロシアのプロパガンダ」を流していると非難し、「根拠のない憶測で余計な政治資金を稼ごうとするのはやめよう」と警告した。

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