ドイツ人、お湯の配給を余儀なくされる
https://www.rt.com/business/558390-germans-ration-hot-water/
2022年7月5日 11:49
ザクセン州の住宅協同組合が、住民によるお湯の使用を制限している。
ザクセン州のディポルディスヴァルデという町の住宅組合が、エネルギー価格の大幅な上昇により、お湯の供給を減らしていると、ドイツのタブロイド紙ビルトが報じている。
家主からテナントに宛てた通知によると、この協同組合の600のアパートでは、24時間お湯が出るわけではなく、断続的にしか出なくなる。入居者は午前4時から8時、午前11時から午後1時、午後5時から9時の間に熱いシャワーを浴びることができるようになる。夜間とその間の時間帯は、冷たい水が出る。
理事会のメンバーであるFalk Kuhn-Meisegeier氏は、ドイツ通信社に対し、「入居者を困らせるためではなく、来年支払いができなくなるかもしれないものに適応するためです」と述べ、次のように付け加えた。「入居者には、この危機をうまく乗り切ってほしいと思っています。今の生活でも十分お金がかかっているのですから」。
週末には、ハンブルグ市の環境担当責任者が、深刻なガス不足の場合、市内で温水が配給される可能性があると警告したと報じられた。
ドイツ労働組合連盟のヤスミン・ファヒミ代表は、ロシアのガス削減により「アルミニウム、ガラス、化学工業など、産業全体が永久に崩壊する危険がある」とさらなる警告を発した。
先月、ロシアのエネルギー供給会社ガスプロムは、ヴィボルグのポルトバヤ揚水発電所のシーメンス製タービンがメンテナンスのために送られたモントリオールで停止したため、ノルドストリーム・パイプライン経由でドイツに送られる天然ガスの量を60%削減することを余儀なくされた。この部品はカナダの対ロシア制裁の対象であり、オタワは制裁に違反しない限り返却できないとしている。
ロシアのガスが完全にストップした場合、ドイツが冬の到来までにガス貯蔵量を希望の90%まで増やすことは極めて困難となる。現在の貯蔵量は61%と言われている。
ガスプロムは7月11日から10日間、ノルドストリームを閉鎖し、定期点検を行う予定だ。この間、パイプラインを経由してドイツに供給されるガスはすべて停止する。
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