ウクライナ、ジャーナリストに対する「恣意的な制限」で非難される

https://www.rt.com/russia/558252-ukraine-media-arbitrary-restrictions/

2022年7月2日 09:45

国境なき記者団によると、メディアは特定の地域へのアクセスを拒否され、撮影を禁止され、時には拘束されているという。

国境なき記者団（RSF）は、ロシアとの紛争を取材する外国人および地元のジャーナリストに対する「虐待」について、ウクライナ当局を批判した。キエフに対し、メディアに対する障害を速やかに取り除くよう促した。

「ウクライナの戦争を取材している約9000人の記者は、特定の場所へのアクセスが難しく、撮影や写真撮影が困難で、時には拘束されることさえある」と、世界中で情報の自由を守る同団体は金曜日に声明で述べた。

こうした「恣意的な制限」は、現地での報道活動を複雑にしており、解除されるべきであると主張している。

「民主主義国家において、戦争はジャーナリストの仕事を妨げる理由にはならない」と、RSFの東欧・中央アジアデスクの責任者であるJeanne Cavelierは述べた。「国家安全保障に関連した制限は合法的なものですが、適切なものでなければなりません。」

しかし、RSFはキエフ政府が現地で「信頼できる客観的な報道を行うための不当な障害」を作り出していると考えている。

この主張は、過去4カ月間にわたって紛争を報道してきた複数のメディア関係者の証言によって裏付けられている。

「ウクライナ当局は、外国人ジャーナリストを情報伝達手段ではなく、影響力のある中継者として見ている」と、匿名を選んだある記者はRSFに語っています。「私は地元の民兵に数時間拘束され、無害な写真についてウクライナ保安局から尋問された。」

フランスのフォトジャーナリストで戦争記者のヴェロニク・ドゥ・ヴィグリーも、ウクライナ兵を攻撃者としてではなく、常に被害者として紹介しなければならないというプレッシャーを感じたという。

前線で写真を撮るとなると、いつもどこからともなく 「ノー 」が飛んでくる、と彼女は訴えた。

時にはジャーナリストが自ら現場に入ることを許されないこともあると、RSFの声明は述べている。ハリコフではしばらくの間、そうだった、と付け加えている。

このような状況では、唯一の希望はキエフ軍に従軍することだsが、これはウクライナの報道担当者の「混乱した選択的アプローチ」による問題で、彼らは簡単に「地元のブロガーを連れて戦略的場所を訪問する一方で、国際報道機関からの記者を拒否する」ことを決めるかもしれない。

もう一つの問題は、多くのウクライナ軍が公認ジャーナリストの権利を全く知らないことだと、同団体は指摘している。フランスの日刊紙「レゼコー」のギヨーム・プタック記者は、検問所で領土防衛部隊の隊員に何度も拘束されたことを思い出し、彼らはメディアが夜間外出禁止令にもかかわらず活動を許可されていることを知らなかった、と述べた。

ウクライナのジャーナリストはRSFに対し、部隊の位置を明らかにしたことによる責任を恐れて、「自己検閲」を適用し、ウクライナ当局が確認したデータのみを報道しなければならなかったと語っている。しかし、ニュースサイトZhitomir.infoの編集者Tamara Kovalのような一部のメディア関係者は、すべての規則に従っているにもかかわらず、まだ告発されていると同団体は述べている。

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