2022年7月13日水曜日

ロシア、LNGにルーブル決済拡大の可能性

https://www.rt.com/business/558810-russian-lng-ruble-gas-scheme/ 

2022年07月12日 09:32

ロシアは、ガスプロムのキリル・ポラス副部長が先に提案した、液化天然ガス(LNG)の外国販売にルーブル決済制度を拡大する考えを、ロシア財務省が支持していることが明らかになった。

この提案を「強く支持する」と、アントン・シルアノフ財務相がロシアの経済紙『Vedomosti』から引用された。

ガスプロムの高官は先週、州議会エネルギー委員会の円卓会議でこの動きを提案した。

ポラス氏によると、ルーブルによるガス販売スキームは、ロシアの天然ガスを友好国へ輸出する際に適用されるもので、現在のところLNGの販売は含まれておらず、不要な競争を生み出しているという。

3月、モスクワは、ウクライナでの軍事行動でロシアに制裁を課している国々に対し、天然ガス代金をルーブルで支払うよう要求した。この制度は、輸入業者がガスプロムバンクに口座を開設する必要がある。輸入業者はガスプロム銀行に口座を開設し、自国通貨で入金した資金をルーブルに換えて供給業者に送金する。

欧州の多くのエネルギー企業が、この新しい支払要件に対応している。5月、ブリュッセルは、EU企業が制裁を受けることなくロシアのガス代金をルーブルで支払う方法について、最新のガイダンスを発表した。

フィンランド、ポーランド、ブルガリア、デンマークのオーステッド、オランダのガステラ、エネルギー大手シェルなど、ルーブルでのガス支払いを拒否した企業は、ロシアのガス供給から切り離されることになった。

ロシアは世界のLNG供給量の約8%を占め、主にサハリン2やノバテックのヤマルLNG(ロシア最大のLNGプラント)から400億立方メートルを供給しているとされる。昨年、ロシアはLNGの輸出により73億ドルを得た(ちなみにパイプラインガス輸出が555億ドル) 

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム