ウクライナ紛争は西側の覇権を終わらせる
https://www.rt.com/news/561108-orban-ukraine-conflict-end-western-hegemony/
2022年8月18日 16:50
ヴィクトル・オルバン首相は、欧米がウクライナで軍事的に勝てるとは思っていないと述べ、制裁は失敗していると主張する
ドイツのオンライン雑誌Tichys Einblickのインタビューで、オルバン氏は、ウクライナでの戦闘が終われば、欧州連合(EU)は世界の舞台で弱体化するとの見通しを示した。
ハンガリーの指導者は、西側諸国はこの紛争に軍事的に勝つことができず、モスクワに課した制裁もロシアを不安定にすることに失敗していると主張した。さらに悪いことに、この懲罰的措置はEUに見事に裏目に出たという。
オルバン氏はまた、ウクライナに関して、世界の大部分は明らかに米国を支持していないと指摘した。中国、インド、ブラジル、南アフリカ、アラブ、アフリカなどが、この紛争に対する西側の路線を支持していないと指摘した。
「この戦争によって、欧米の優位が実証的に終焉を迎えることは十分にあり得る」とオルバン氏は述べた。
一方、EU以外の大国はすでにこの状況から利益を得ているとし、独自のエネルギー源を持つロシアを指摘した。
ハンガリー首相は、EUのロシアからのエネルギー輸入が激減している一方で、ロシアの国営ガス会社ガスプロムの収入が急増していることを指摘した。
北京もまた、紛争が始まる前よりも恵まれているとオルバン氏は主張した。中国が以前はアラブの言いなりだったが、今は違うと説明した。
ハンガリー首相が考える他の受益者は、アメリカの大企業である。エクソンの利益は2倍、シェブロンの利益は4倍、コノコフィリップスの利益は6倍になっていることを指摘した。
ハンガリーはEUの対ロシア制裁に従う一方で、紛争勃発以来、どちらにも武器を提供せず、モスクワやキエフに対して厳しい発言をしないなど、中立的な立場を維持している。
ブダペストは、ハンガリー人の安全を脅かすことはできないし、紛争に巻き込まれることもないと主張している。
さらに、オルバン氏やハンガリー政府高官らは、EUの制裁の一部はロシアよりもEUに害を与えているとして批判を繰り返している。
5月には、ロシアの石油禁輸をめぐり、ハンガリーはEU首脳と直接対決した。パイプラインで輸入される燃料の免除を切り出した後、ブダペストは拒否権を解除した。
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