2022年10月13日木曜日

米国、ロシアのアルミニウムを標的に

https://www.rt.com/business/564558-us-targets-russian-aluminum/

2022年10月12日 17:41

ホワイトハウスは、同国からの重要な金属の輸入を禁止するかもしれない。

ロシアのウクライナでのミサイル攻撃を受けて、バイデン政権がロシアのアルミニウムの全面禁止を検討していると、ブルームバーグが情報筋の話として水曜日に報じている。

それによると、ホワイトハウスは、全面禁止、実質的な禁止を課すほど懲罰的な関税の引き上げ、アルミニウムを生産するロシア企業ルサールへの制裁という3つの選択肢を視野に入れている。

この意思決定に詳しい情報筋が同メディアに語ったところによると、米政権は当初、世界の供給者を混乱させることを恐れて、ロシアのアルミニウムへの制裁を控えていた。しかし、戦争の激化に対応して、米国と同盟国が禁止すべき製品は少なくなった。ホワイトハウスによる話し合いは数週間前から続いていると、情報筋は指摘する。

業界の専門家は、このような動きは世界中の金属市場を不安定にする恐れがあると警告している。ほとんどの重工業に不可欠なアルミニウムが禁輸されれば、代替金属を急いで探さなければならない。

ロシアは中国に次いで世界第2位のアルミニウム生産国である。データによると、米国だけで、ロシアの供給は従来、アルミニウム輸入総額の約10%を占めていた。8月の統計では、同国は米国への第3位のアルミニウム輸出国であったと。

ロシアの供給が禁じられる可能性があるというニュースを受け、ロンドン金属取引所(LME)でアルミニウム価格は7%急騰した。

先週、世界最大の工業用金属取引所であるLMEは、ロシアの金属を取引所から禁止すべきかどうかを判断するためのディスカッションペーパーを立ち上げた。また、先月英国政府がモスクワに課した制裁措置の一環として、ロシアの亜鉛と銅の倉庫への新規搬入を制限している。

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