ロシアと中国、エネルギー貿易でドル放棄 - 自国通貨での決済
https://www.rt.com/business/566763-russia-china-abandon-dollar-trade/
2022年11月18日 14:57
ロシアと中国のエネルギー貿易は着実に成長しており、今年に入ってからは金額ベースで64%増加していると、ロシアのアレクサンドル・ノヴァク副首相が金曜日にテレビ局「Rossiya 24」で語った。
この発言は、エネルギー協力に関するロシアと中国の政府間委員会の会議後に行われた。
「中国はアジア太平洋地域と一般的な貿易における戦略的パートナーである」と述べ、物理的には石油、ガス、石炭、電力の供給において約10%の増加であると指摘した。
副総理は、両国は貿易関係をさらに発展させることを目指しており、特にエネルギー取引における自国通貨の割合の拡大に取り組んでいると説明した。
「供給するエネルギー資源をルーブルや人民元での決済に切り替えている」とノヴァク副首相は述べた。
近年、ロシアと中国は米ドルやユーロからの脱却を目指し、相互の決済に自国通貨を使うことを強化している。モスクワは対外貿易の脱ドル政策を着実に進めており、特に人民元の利用を増やしている。 貿易決済に人民元が使われることが多くなったほか、人民元建ての社債を発行するロシア企業や、人民元建ての預金を提供する銀行も出てきた。
中国から様々な機器を購入する際にも、自国通貨が使われている。
近い将来、モスクワと北京は極東ガス輸出ルートに関する政府間協定に調印する見込みである。また、ロシアの天然ガスの中国への供給をさらに増やすための「Power of Siberia 2」メガプロジェクトについても、両国の交渉が続いている。
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