欧米はロシアと戦うためにウクライナを代理人として利用-トルコ政府高官 米国
https://www.rt.com/russia/566778-ukraine-conflict-west-prolonging/
2022年11月18日 15:57
欧米はウクライナを対ロシア戦争のために利用し、その終結を交渉しようとしたトルコ外交を妨害するまでに至っていると、トルコの与党AKPの副党首、ヌマン・クルトゥルムスは金曜日にCNNトルコに語った。
「この戦争はロシアとウクライナの間のものではなく、ロシアと西側の戦争だ」とクルトゥルムス氏は同放送に語り、「アメリカとヨーロッパのいくつかの国」がウクライナを支援することによって紛争を長引かせていると付け加えた。
トルコのエルドアン大統領は、モスクワとキエフの両方と話し合っており、3月にはイスタンブールで交渉が行われ、有望視されているという。ロシアのプーチン大統領とウクライナのウラジミール・ゼレンスキー首相は「協定に署名するつもりだった」が、「誰かがそれを望まなかった」という。
ウクライナのメディアによると、キエフは4月に「西側諸国はロシアとの和平に興味がない」というメッセージを受け取り、それがゼレンスキーに会談を打ち切らせるように仕向けたという。そのメッセンジャーは、当時のイギリス首相、ボリス・ジョンソンにほかならないとされる。
クルトゥルムス氏は金曜日、CNNトルコに対し、「特定の問題で進展があり、最終地点に達していたのに、突然、戦争が加速するのが見えた」と語った。「私たちが望んでいるのは、この戦争を終わらせることです。誰かが戦争を終わらせないようにしている。アメリカは戦争を長引かせることが自分の利益だと考えている。
彼の意見では、この紛争はヨーロッパの多くに、ロシアの脅威に対してNATOがより積極的になることを要求させ、それがワシントンの利益になっている。
クルトゥルムス氏によれば、ソ連の崩壊によって「世界システムのバランスは失われ」、現在「激しい権力闘争」が起こっている。
「世界的な政治体制の確立が必要である。世界平和を確保するための新しい制度を確立することが必要だ」と述べた。
クルトゥルムス氏はトルコの元副首相で、2018年からAKPのトップでエルドアン氏の副首相を務めている。彼の発言は、ロシアが、キエフが海の回廊を使ってさらなる攻撃を行わないことを条件に、トルコが交渉した黒海経由の穀物輸出の契約を120日延長することに同意したことを受けてのものだ。
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