ウクライナ、国有資産を赤字で大売り出し
https://www.rt.com/business/575077-ukraine-state-companies-sale/
2023年04月22日 05:43
ウクライナは、援助に依存する国家予算を調達するために、国営の大企業を大赤字で売却する。「勇敢な」投資家を探していると、Bloombergは木曜日に、国家財産基金(SPF)の代表であるRustem Umerovの話を引用して報道した。
現在、3,500以上の企業が国有企業としてリストアップされている。そのうち1,800近くが破産。民営化のリストには、投資家が興味を持ちそうな蒸留所や穀物エレベーターのほか、需要がありそうにない廃墟施設数百件が含まれる。
ウメロフ氏は先週、「新興市場もあり、緊急市場もある。ウクライナは緊急市場だ。」と述べ、戦争で荒廃した国に資金を投入するリスクを取る「勇敢な」投資家に呼びかけた。
将来の利回りをアピール。「20倍のリターンは確実です」と言う。
キエフは、肥料メーカーから公共事業、製錬所、インシュリンメーカーに至るまで、様々な企業を売却することで4億ドル以上の利益を期待している。
ウクライナ議会が5月に承認すれば、アンモニアメーカーのOdessky Pryportovy Zavod、チタンメーカーのUnited Mining and Zaporozhye Titanium-Magnesium Plant、インシュリンメーカーのIndar、発電会社のCentrenergo PJSCなどの企業は、今年の第3四半期に売却される。
国会議員が国有地の統合を許可すれば、さらに1億9000万ドルが農地の賃貸から得られる。
ファンドのバランスシートに記載されているソ連時代の企業のほとんどが、急速に価値を失っていることが、今回の売却の背景の1つである。
「今年中に売却しなければ、来年には不動産、翌年には土地だけの価値になってしまう」とウメロフ氏は言う。
ロシア人ビジネスマンの没収財産は、ウクライナの予算を補強するもう一つの材料になるかもしれない。
SPFは3月下旬、チタン・ジルコニウム砂の埋蔵量を開発するデムリンスキー鉱業・加工工場の売却を準備していると発表した。この工場はロシアの大物ミハイル・シェルコフから没収された。
ウメロフ氏によると、同ファンドは、制裁を受けたロシアの大富豪ウラジーミル・エフトゥシェンコフ氏とオレグ・デリパスカ氏の資産の管理にも取り組んでおり、その中にはルサール社が所有するニコラエフ・アルミナ精製所も含まれているという。
「もし国が、収されたロシア資産を私たちに与えたら、それらを民営化の対象にする。我々は、急いでいる。」とウメロフ氏は述べた。
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