ウクライナ向けエイブラムス戦車から機密装備を撤去中
https://sputniknews.jp/20230509/15934095.html
前線に届くのは数ヶ月後
2023年5月9日, 08:16
米国は、ロシア軍の手に渡るのを防ぐため、ウクライナに供与されるエイブラムス戦車から機密装備を外したという。このため戦車が前線に届くのは数ヶ月先のこととなり、ウクライナ側が主張した春の反転攻勢に加わることはない。米紙USAトゥデイが報じた。
米国は1月、M1A1型エイブラムス戦車31両をウクライナに供与すると発表した。
記事ではこのように述べられた。
「これらの強力な戦車が戦場の最前線に届くのは数カ月先のこととなる。ロシア軍の手に渡る可能性のある機密技術を取り除くために、戦車の改造が行われた。」
ある軍事専門家はロシアがこの車両で検査を行い、脆弱性を探る機会について言及した。
米国のオースティン国防長官は3月、ウクライナへエイブラムス戦車を供与するまでの時期を短縮するため、約束したM1A2型ではなく、旧型のM1A1型を備蓄から提供すると発表した。国防総省は、新型のM1A2型を調達してウクライナに輸送するまでには約1年かかるが、M1A1型なら今秋にも引き渡すことが可能だと指摘した。
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https://sputniknews.jp/20230419/nato-15728645.html
NATOの衛星を破壊できるロシア製兵器2023年4月19日, 17:05 (更新: 2023年4月19日, 17:06)
北大西洋条約機構(NATO)の偵察衛星は、特殊軍事作戦ゾーンにいるロシア軍に関するデータを定期的にウクライナに送信した。米誌ミリタリー・ウォッチの専門家たちは、西側の衛星はロシアの正当な標的になる可能性があると警告し、ロシアは効果的な衛星攻撃兵器システムを保有したと指摘した。
ミグ31D迎撃戦闘機
同誌の記事では、ロシアのミグ31Dフォックスハウンドは対衛星戦の戦闘機で、衛星攻撃兵器を搭載することができるが、現在開発がどの段階にあるかは不明。。
ミグ31シリーズは、その高速性と耐久性が高く評価されており、現在世界最速の戦闘機。ミリタリー・ウォッチの専門家らは、同戦闘機は宇宙空間を大型ミサイルを搭載して飛行できるように開発されており、あらゆる種類のミサイルや砲を最高高度から発射することができる。
レーザーシステム「ペレスヴェート」を搭載したイリューシン76型機
ミリタリー・ウォッチの評論家たちは、「ペレスヴェート」が「対衛星戦」のために開発され、2018年12月から実験的な戦闘任務に置かれたことに言及した。また記事によると、イリューシン76とその派生型に搭載されたレーザー兵器システムのオンボード・バージョンは、衛星に対して非常に大きな効果を発揮する。
移動式防空システムS-500
記事によると、S-500はロシアの新レベル防空システムで、600キロ離れた航空機や大陸間弾道ミサイル、また低軌道上の人工衛星を破壊することができる。
ミリタリー・ウォッチは、近宇宙の衛星を地上から破壊する方が空から破壊するよりもはるかに安価であるため、NATOの衛星ネットワークを無力化するこのような方法はコスパがいい。S-500は移動式であり、多数展開が可能。
ミサイル防衛システムA-235
専門家らは、ロシアの最高クラスの防空システムは、ミサイル防衛および宇宙防衛システムA-235だと指摘した。同システムは3種類の弾道弾迎撃ミサイルを搭載することができ、そのうち最も射程が長いのは51T6。51T6の射程は最大1500キロ、最高高度は800キロ。
電子戦機ポルブシチク2とイリューシン22PP
ミリタリー・ウォッチは、ポルブシチク2は現在開発中で、対衛星ミッションを考慮して設計されており、ロシア航空宇宙軍が運用したイリューシン22PPの後継機になる。記事では、イリューシン22PPについて、レーダー、地対空ミサイルおよび巡航ミサイルの誘導システム、戦術データ交換ネットワークを故障させるために開発されたが、複数の報告によると、敵の衛星の電子機器を無力化させることもできる。
スプートニク通信は先に、ロシアの軍関係者を引用し、米国は小型の戦闘用宇宙機を開発しており、テストを部分的に行ったと報じた。
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https://sputniknews.jp/20230508/15928674.html
ロシアの滑空爆弾がウクライナの反転攻勢計画を阻む
2023年5月8日, 13:17
ロシアの滑空爆弾により、ウクライナは反転攻勢の計画の見直しを余儀なくさせた。英紙テレグラフ紙のコラムニスト、ジョー・バーンズ氏とローランド・オリファント氏がこのような見解を記した。
両氏はこのように綴った。
「ウクライナ当局者らの推定では、ロシア軍が1日に少なくとも20発の滑空爆弾を製造した。世界がウクライナ軍の反転攻勢を待つ中、ウクライナと西側のアナリストらは、滑空爆弾の使用により、土壇場になってウクライナが作戦計画を変更せざるを得ないのではないかと推測し始めた」
また両氏は、ウクライナ空軍司令部のユーリー・イグナト報道官が取材に対し、滑空爆弾は「非常に深刻な脅威」をもたらすと述べたことを挙げた。
イグナト氏は「現在、敵は国境、前線、海岸線で戦闘任務を遂行するために戦術航空機を用いた。すべての地域で、敵は約1カ月前から集中的に滑空爆弾を使用した」と語った。
ここ数週間、ロシア空軍はUPMC(universal planning and correction module、米国のJDAM=統合直接攻撃弾のような誘導装置)を積極的に用いた。戦闘機は対空ミサイルシステムの砲火にさらされることなく、要塞地域を攻撃する能力を獲得した。
イグナト氏はこれよりも前、ロシアの滑空爆弾について「約70キロメートル飛ぶことができ、重要なインフラ施設を攻撃することができる。我々はこの種の弾薬に対抗することはできない」と語っていた。
米ミリタリー・ウォッチ・マガジン誌もまた、ウクライナ軍はロシアの滑空爆弾には抗うことはできないと評価した。
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