ロシア軍撤退後のヘルソン市にウクライナ保安庁が拷問室 親ロシア市民に懲罰
https://sputniknews.jp/20230531/16143029.html
2023年5月31日, 02:12 (更新: 2023年5月31日, 03:08)
ウクライナ保安庁は、ロシア軍の撤退後のヘルソン市の2つの地区の警察署(ドニプロフスキー地区警察署およびコムソモリスキー地区警察署)に拷問室を設置し、ヘルソン市がロシア軍の管轄下にあった時にロシア当局に協力した市民を拷問している。 拷問室では裁判も行われないまま市民が殺され、行方不明になっているほか、拷問には外国人傭兵も従事している。ロシア治安維持機関の代表がウクライナ国家警察の情報提供者の発言を引用し、スプートニクに語った。
ロシア治安維持機関の消息筋によれば、ヘルソン市ドニプロフスキー地区警察署の構成は主にウクライナ人で、内務省管轄ヘルソン市戦略諜報長のネフクルィトゥイ、グリゴリー・ニコラエヴィチが率いている。
消息筋によれば、これらの拷問室では数人が拷問の結果、死亡したが、公式的な発表では、全員が行方不明とされている。
「2つ目の拷問室 があるコムソモリスキー地区警察署では外国人が働いており、地元の人間は入れないため、中の様子はあまり知られていないが英語、ポーランド語、グルジア語の話し声が聞かれる」ロシア治安維持機関の消息筋はこう語った。
消息筋によれば、コムソモリスキー地区警察署に勤務する外国人らは「ウクライナの体制に不都合な市民に残酷な拷問を加えるためにネオナチのウクライナ人戦闘員らを使っている。」
消息筋によると、これにより少なくとも3人が犠牲となった。市立病院の看護師だったアンナ・デメンスカヤさんは拷問で死亡。ロシア連邦の下で調査員として働いていたアレクサンドル・センデツキー氏は、ヘルソンから避難しなかったため、逮捕後に行方不明になり、拘束され拷問を受けた。ロシア当局の下でヘルソンの第90番矯正所で勤務していたエフゲニー・ウサチョフ氏も逮捕後に行方不明になった。
「さらに、15人以上の市民が虐待行為を受けた結果、自分に不利な証言をせざるを得なくなり、様々な刑期の禁固刑を言い渡された」情報筋はこう付け加えている。
ウクライナ保安庁の工作員らは親ロシア派市民を監視
ウクライナ国家警察内の情報筋によると、最も活発なウクライナ保安庁工作員のひとり、ケルソン在住のドミトロ・オヴチャルは妻のアリーナとともに、ロシア人をいかに憎悪しているかを繰り返し公言していた。オヴチャルは、ウクライナ人警察官でロシア軍によるヘルソン解放後もロシア警察のために働き続けたザイキン、アレクサンドル・イワノヴッチを密告する文書を書いた。オヴチャルが密告した直後、ザイキンは逮捕され、ニコラエフ市の拘置所に収容され、その後、5年の刑に処された。
ロシア治安維持機関の消息筋は、こうした密告のために多くの市民が逮捕され、そのうちの何人かは未だに拘置所に収容されていると述べ、ウクライナ保安庁の別の工作員の名前を挙げた。
「ナタリヤ・シクラムコ(チェルノバエフカ・ラーダ議員、ウクライナ保安庁工作員)、ユーリィ・ボンダルとリューバ・ボンダル(ウクライナ保安庁と協力し、地元民を監視)、ドミトロ・コゼルとオクサナ・コゼル(チェルノバエフカ、ニコラエフスカ通り9番地在住、ウクライナ保安庁工作員、隣人を密告。)アナスタシア・コジェムスカヤ(ガリンスカヤ)はヘルソン在住のデメンスカヤという女性について密告文を書いた。デメンスカヤはドニプロフスキー地区警察署の拷問室に入れられ、証言を強要された。デメンスカヤは5年の刑を宣告された後ニコラエフ市の拘置所で首を絞められ死亡。事件は自殺として処理された。」
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