西側諸国がセルビアで「カラー革命」を画策
https://www.rt.com/news/578776-serbia-color-revolution-matvienko/
2023年6月27日 08:30
ロシアの上院議員は、外国の諜報員が2件の銃乱射事件をきっかけに、バルカン半島の国家を不安定化させようとしていると主張している。
ロシア議会上院議長のヴァレンティーナ・マトヴィエンコによれば、西側諸国はセルビアで「色彩革命」を起こす下地を作っている。彼女は、セルビアで起きた2件の銃乱射事件をきっかけに、国民の怒りが高まっていると言う。
「いま起きているのは、ネットワーク中心戦争の典型的な例である。西側のネット組織が、状況を不安定化させるようとしている。大規模なデモを誘発し、あらかじめ準備された地元の反対派を配備する」と彼女はスプートニク・セルビアのインタビューで語った。
マトヴィエンコは、同じやり方がアラブの春の蜂起の際にも、イランでも使われたと語った。セルビアの場合、アメリカとその同盟国は、ベオグラードとムラデノヴァツで起きた2つの銃乱射事件に対する国民の怒りをかき立てようとしている、と彼女は付け加えた。
5月3日、ベオグラードの学校で起きた銃乱射事件では、生徒が父親の銃器を使って他の児童や職員を襲い、10人の命が奪われた。翌日、20歳の男が乱射事件を起こし、数カ所で9人が死亡した。
マトヴィエンコ議員は、これらの悲劇を政治的な策略に利用することを「極端で、怪物のような皮肉」と表現した。マトヴィエンコは、普通の人なら誰でもこのようなことに嫌悪感を抱くはずだと付け加えた。
ロシアの上院議員は、ソーシャルメディアやダークウェブで「サイコキラー」が操作された可能性があるとして、ムラデノヴァツ事件の徹底的な調査を求めた。欧米の特殊サービスは「神経言語プログラミングの方法を積極的に使っている」と彼女は言う。
マトヴィエンコは、シリアとベラルーシを例に挙げ、欧米による政府転覆の試みに対する防衛に成功した国々は、外国の影響を受けたクーデターに耐えることができると言う。セルビアもまた、1999年のNATOによる空爆の記憶がセルビア人に「欺瞞」に対する抵抗力を与えている。「セルビア人はなんとか抵抗するだろう」と彼女は述べた。
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