UBS、クレディ・スイスの従業員半数を削減
銀行解雇の津波が深刻化
2023年6月28日水曜日 - 午前06時45分
今月初め、UBSグループAGはクレディ・スイスを緊急買収した。合併が完了し、UBSは7月からクレディ・スイスの大規模な人員削減の第一段階を開始する。
今度の人員削減は驚きではない。3月に発表され、スイスの規制当局の仲介でUBSが苦境に陥っていたスイスの金融機関を30億ドルで買収した後、「クレディ・スイスで大規模なレイオフが決定」「UBSがレイオフを再始動するとの報道」があった。
UBSのセルジオ・エルモッティCEOは、クレディ・スイスで何が削減されるのかについて口を閉ざしている。彼は両行の統合をスムーズに進めるために呼び戻された。
今後のレイオフに詳しい人物がブルームバーグに語ったところによると、ニューヨーク、ロンドン、アジアの各オフィスのバンカー、トレーダー、サポート・スタッフを含むクレディ・スイスの従業員の半数が解雇される。解雇は3回行われ、1回目は来月、2回目は9月から10月にかけて行われる。
クレディ・スイスの従業員数は約45,000人。UBSがの買収で、従業員数は約12万人に跳ね上がった。UBSは60億ドルを節約するために人員削減を計画している。人の関係者によると、UBSは従業員数を30%、つまり3万5000人削減するという。
関係者によると、UBSはクレディ・スイスのプライベート・バンカーの大半を引き留めたいと考えている。しかし、その多くはクレディ・スイスを去った。
この関係者によると、第一弾は両行の国内業務における「広範な重複」を削減するという。
エルモッティ氏は、UBSの「基本シナリオ」はクレディ・スイスの国内部門を残すことだと述べている。関係者は、事業が完全に統合されることを期待している。
クレディ・スイスの銀行レイオフの津波は、今年と昨年の数千人の解雇に拍車をかける。ブルームバーグのボニー・クイン記者は月曜日、銀行のレイオフは増加の一途をたどっており、おそらく金融危機以来最悪の事態になるだろうと述べた。
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