ブリンケンのウクライナ「イスラエル化」計画

https://www.zerohedge.com/geopolitical/blinken-floats-israel-status-plan-ukraine-us-drifts-next-forever-war

タイラー・ダーデン著

月曜日、6月19、2023 - 午前9時00分

デヴィッド・サックスが、「ウクライナは永遠戦争になるのか」という不安な質問を投げかけた。

西側がロシアのレッドラインを試すことでエスカレートのリスクを冒しているだけでなく、主戦闘戦車や近々F-16ジェット機を供給することで核の分野にまで踏み込む可能性がある。ゼレンスキーはNATOへの招待を要求し続け、7月にビリニュスで開かれる主要NATOサミットに出席しないと脅かしている。

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長や他の当局者は、ウクライナがすぐに正式加盟することはなく、戦争が終結した後に可能性があるとほのめかしている。現在、特定の安全保障がテーブルに載っているが、これはワシントンに伺いをたてるまでの時間稼ぎである。

バイデン政権は、ウクライナに「イスラエルの地位」を与える可能性について話している。これは、ワシントンがユダヤ国家に対して長年行ってきたような、恒久的かつ交代制の武器輸送と対外援助を約束する。

サックスは、「イスラエルの地位」の可能性について、次のようにコメントしている： 

これは、武器、弾薬、資金を含む長期的な安全保障（イスラエルの場合は10年間隔）であり、「現在の反攻の運命や選挙日程に左右されない。」

アメリカは反攻が失敗しても支援を見直さない。有権者が次の選挙で変えようと思っても、支持はなくならない。古典的なおとり商法である。

明らかに、アメリカの支援の継続と、負けた側での役割の拡大を意味する。

ワシントンは、ウクライナが「勝っている」ふりをできる限り、広く国民の支持（そして重要なのは同盟国の支持）を得ることができる。

「昨年、ウクライナがハリコフとケルソン周辺の土地を奪還した後、アメリカ国民は、ウクライナ人が2023年の春と夏に仕事を完了させると確信した」とサックス氏は指摘した。「この新たなウクライナの反攻は、ロシアが獲得した領土を後退させ、おそらくはクリミアに対するロシアの支配を脅かし、それによってモスクワを交渉のテーブルに着かせ、戦争を終わらせるだろう。多くのアメリカ人は、この根拠に基づいてウクライナへの1000億ドル以上の予算計上を支持した。」

しかし、彼は続けていう。「暗黙の約束として、これは一回限りの出費であり、また次の永遠戦争における毎年の予算計上の基準にならない。」

このパターンは非常に見慣れたものだと、サックスは新鮮なコメントで締めくくった。

ビリニュスで提案された複数年の契約と相まって、反攻の困難なスタートは、反攻が嘘か夢物語であったことを明らかにした。しかし、これはいつも起こることではないか。政権は、迅速かつ容易な勝利を約束して我々を戦争に引きずり込み、いったん戦争に巻き込まれると、アメリカの信頼が危機に瀕しているため、どんな犠牲を払っても撤退することはできない、と言う。ベトナム、アフガニスタン、イラクの繰り返しである。ただし、今回は核武装した敵がいるため、戦争がいつ第三次世界大戦に発展してもおかしくないというリスクが高い。

アメリカはイラクとアフガニスタンでの20年戦争をやっと終えたばかりで、すでにシリア北東部では、実際の戦略目標も「任務」もない、もう一つの「永遠の占領」に突入している。

デビッド・サックスは、Responsible Statecraftの新しい記事「今度のNATOサミットはヨーロッパで永遠の戦争を始めるのか」でより詳しい分析を行っている。