2023年7月8日土曜日

フィンランド企業のロシア撤退は経済制裁にならない

https://www.rt.com/business/579328-finnish-firms-russia-exit-ineffective/

2023/07/07 12:14

サウリ・ニーニスト大統領は、他国の企業は制裁にもかかわらずビジネスを継続していると述べた。

フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領は木曜日、ルモンド紙のインタビューに応じ、フィンランド企業のロシアからの撤退は、モスクワに経済的影響を与えなかったと語った。

ニイニストによれば、昨年のウクライナにおけるモスクワの軍事作戦開始後、フィンランドはロシア市場から完全に撤退した数少ない国のひとつだという。

クリミアがロシアに加盟した後に行われた2014年の制裁措置に言及し、EU諸国は「制裁措置によってロシア経済は崩壊する」と考えていたと述べた。6カ月以内にという声もあった。それは誤算だった。影響はあったが、我々が想像していた規模ではなかった。」

2022年以降、多くの欧米企業が撤退しており、最も著名なフィンランド・ブランドは、食品メーカーのヴァリオ、パウリッグ、ファザー、そして林業を保有するUPM-キュンメネである。

クレムリンによると、外国企業のロシア市場からの撤退は、国内企業にとって新たな機会を生み出したという。

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は金曜日に記者団に対し、「フィンランドを含む外資系企業の撤退で空いた場所を手に入れたロシア企業は、彼らの撤退を歓迎し、新しいビジネスで快適で幸せだと感じている」と述べた。

4月の調査によると、国際的なブランドのうち、実際にロシアから撤退したのは10%にも満たない。

キエフ経済学校は、ロシア撤退プロジェクトの一環として、モスクワのウクライナ軍事作戦開始前にロシア市場で活動していた3,157の外国企業について分析を行った。その結果によると、ウクライナ関連の制裁の中でロシア市場から撤退した外国企業は今のところ約200社に過ぎない。

エール大学の調査によると、国際的な制裁措置が法的に要求する以上にロシアでの事業を自主的に縮小すると公言した外国企業の数は1000社以上にのぼり、一方で事業を縮小しないことを選択した企業もあるという。

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