南米首脳、ゼレンスキーのサミット出席を忌避
https://www.rt.com/news/579305-latin-america-eu-summit-ukraine/
2023/07/06 19:18
彼らの対案は、EUが提案した文書から「ウクライナに関するsべてを削除」した。
中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)は、EUが提案した共同宣言からウクライナに関する記述をすべて削除したと、Euractivが木曜日に報じた。CELACの反対により、EUはゼレンスキーを共同首脳会議に招待しなかった。
南米33カ国からなるCELACは、7月17日からブリュッセルでEUとの共同首脳会議を開催する。スペインは当初、ゼレンスキー氏を招待していたが、CELACの指導者たちからの「反発」を受け、招待を「取りやめた」とEuractivは報じている。
会議に先立ち、EUはウクライナ支援、気候変動とグリーンエネルギー、汚職撲滅などEUの主要政策目標を盛り込んだ共同宣言の草案を送った。火曜日、CELACは21ページの対案を送り返したが、「ウクライナに関することはすべて削除した」と、あるEU外交官はEuractivに語った。
Euractivによると、対案では、EUとCELACは「欧州における現在の紛争を平和的手段によって真剣かつ建設的に外交的に解決することを提唱する。
EUは、宣言が「ロシアのウクライナに対する侵略戦争」を非難し、国連憲章、主権、領土保全に関する具体的な文言を含むことを「極めて重要」と考えている、とある無名の外交官は語った。ブリュッセルはまた、CELACが拒否しているゼレンスキーの「平和プラットフォーム」への明確なコミットメントを求めていた。
ほとんどのラテンアメリカ諸国は、紛争はヨーロッパの問題で、巻き込まれたくないと繰り返し述べている。あるCELACの外交官はEuractivの取材に対し、サミットはウクライナ紛争以上に、EUとメルコスール加盟国のアルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイとの貿易協定が停滞していることなど、この地域にとって重要な問題に取り組む必要があると語った。CELACはまた、ヨーロッパ諸国に対し、奴隷制度による被害に対する賠償金を支払うよう求めている。
EUのある外交官はEuractivに対し、今回の対案は「波長が合わない」ことを示しており、「対等なパートナーとして認識されたいようだ」と語った。
EUの閣僚は金曜日に開かれる会議で対案について話し合う予定であり、どこまで妥協するか、あるいは共同コミュニケを出さずに首脳会談を進めるかを決めなければならない。
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