2023年8月30日水曜日

中国、米国に貿易戦争への警告を発する

https://www.rt.com/business/582017-china-us-commerce-talks/

2023年 8月 29日 04:56

北京への経済制裁はグローバル・サプライ・チェーンを混乱させると中国商務部長が指摘

中国は、自国の半導体産業やより広範なハイテク部門を標的にした米国の関税措置について「深刻な懸念」を示し、そのような措置は公正な競争の原則に違反し、世界貿易の安定に害を及ぼすと警告した。

中国の王文涛商務相は月曜日、北京でジーナ・ライモンド米商務長官と会談した後、双方は「率直で建設的」な対話を行ったが、米国の継続的な制限は貿易関係を阻害し続けていると述べた。

王商務相は、「米国の中国製品に対する301条関税、半導体政策、双方向投資の制限、差別的補助金、中国企業に対する制裁などの問題について深刻な懸念を表明した」とプレスリリースで発表した。

同高官は、ワシントンが新たな関税と制裁を正当化するために「国家安全保障の概念」を乱用していると主張し、「一方的で保護主義的な措置は、市場のルールと公正な競争の原則に反し、世界の産業とサプライチェーンの安全と安定を害するだけだ」と述べた。王氏は、米政府高官が繰り返し「中国とのデカップリング」を求めていないと述べていることに触れ、米国に対し「言葉と行動を一致させる」よう求めた。

アメリカの中国製品に対する関税は、2018年に始まった一触即発の貿易戦争の最初の一撃を仕掛けたドナルド・トランプ大統領の下で大幅に引き上げられた。同様に敵対的なアプローチは、中国経済を狙ったいくつかの政策を採用した後任のジョー・バイデン大統領の下でも続いている。

昨年末、ホワイトハウスは新たな輸出規制を発表し、中国企業が世界のどこででも米国の設備を使って生産された半導体を購入できないようにしようとした。米財務省はその数週間後、中国のハイテク企業数十社を貿易ブラックリストに追加した。さらに最近の報道によると、米当局者は人工知能関連技術への追加規制を検討しており、急速に発展するこの分野から北京を切り離したいと考えている。

アメリカ政府高官は、中国をアメリカのトップ「競争相手」と繰り返し位置づけ、アメリカの知的財産の窃盗やアメリカ市民へのスパイ行為など、さまざまな悪質な行為で中国企業を非難してきた。北京はこのような告発を否定し、ワシントンが「国家安全保障」を口実に、自国の経済的利益のために中国企業を標的にしていると主張している。

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