ロシア、欧州最大の原子力発電所の再稼働スケジュールを発表
https://www.rt.com/russia/584130-rosatom-zaporozhye-nuclear-plant/
2023年10月 5日 22:10
ロシア原子力庁(Rosatom)長官が、2024年にザポロージェ発電所が再稼働すると発表した。
ロシア原子力公社(Rosatom)のトップが木曜日に語ったところによると、Rosatomは来年中にZaporozhye原子力発電所(ZNPP)を再稼働させる方法を模索している。同原発の6基の原子炉は、ウクライナの攻撃とカホフカ・ダムの破壊に対する懸念のため、数ヶ月間休止している。
ロサトムのアレクセイ・リカチェフ事務局長は、テレビ局『ロシア24』に対し、「どんなに困難な状況であっても、我々は発電所の安全な運転を確保した。「来年、状況が進展するにつれて、この施設を再び活発に稼働させるための選択肢や機会を探すと思う。」
リハチェフ氏はロシア24チャンネルに対し、再稼働すれば原発は安全に運転され、ZNPPの従業員と、施設の警備を行うロシア軍と国家警備隊の双方に全幅の信頼を寄せていると語った。
ZNPPはヨーロッパ最大の原子力発電所だ。ドニエプル川右岸のエネルゴダールに位置し、2022年3月にロシア軍の管理下に入った。ザポロージェ州がロシアへの加盟を決議した同年9月まで、名目上はウクライナの国営電力会社エネルゴアトムの所有物だった。
国際原子力機関(IAEA)は2022年9月にZNPPにオブザーバーを派遣し、それ以来、敷地内にスタッフを配置している。IAEAミッションが到着する直前、ウクライナの特殊部隊が原発の占拠を試みたが、近くに駐留していたロシア軍に阻止された。
キエフとモスクワは、ウクライナがザポロージェ前線沿いで大規模な攻勢を開始した後の夏に、原発を危険にさらしたとして非難の応酬を行った。双方は、カホフカ・ダムが破壊され、ZNPPの冷却システム用の水を引いていたドニエプル貯水池が空になったことを非難し合った。
ロスアトムは最終的に、ウクライナの砲撃、ミサイル、ドローンによる攻撃が続いていることを理由に、ZNPPの原子炉を停止することを決定した。6つの原子炉建屋は砲撃に耐えられるほど頑丈だが、燃料廃棄物を保管する近隣の施設はそれほど保護されておらず、損傷すれば周辺地域に放射能が放出される。
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