2023年10月25日水曜日

バルト海パイプライン破損の原因究明へ

https://www.rt.com/news/585719-finland-estonia-pipeline-investigation/

2023年10月24日 19:26

NBIによると、故意に破損させたかどうかを判断するのは時期尚早である。

フィンランド国家捜査局(NBI)は、今月初めにバルト海のガスパイプラインが破損したのは、中国籍船のアンカーが原因である可能性があると発表した。

火曜日の記者会見でNBIのスポークスマンは、10月8日未明にパイプラインが破損した場所の近くの海底から大きなアンカーが回収されたと述べた。警察は、このアンカーが、当時この付近を航行していた中国のコンテナ船のものであるかどうかを確認中であると述べた。

NBIのロビン・ラードット局長は記者団に、「次の問題は、故意か、過失か、稚拙な操船技術か、そこに何か動機があるかどうかだ。」と語った。「しかし、現段階でそれに答えるのは時期尚早だ。」

警察は以前、Balticconnectorパイプラインと2本の海底通信ケーブルの損傷は、外部からの鈍い機械的な力によるものであり、損傷が故意に引き起こされたかどうかを特定するための調査が進行中であると指摘した。

パイプラインが損傷した部分までの海底には、引きずった跡が確認された。アンカーは母船から切り離され、損傷箇所の直後の海底に横たわっていた。

NBIは先週、捜査の焦点は、事件発生時にすぐ近くにいた中国のコンテナ船ニューニュー・ニュー・ポーラー・ベア号にあったと発表した。

フィンランド警察は火曜日、ニューニュー・ポーラー・ベア号の前部アンカーが1つ欠けていたことを確認したと発表した。パイプラインが破損した翌日の10月9日、ロシアのサンクトペテルブルク港に停泊していた同船の写真には、アンカーシステムに異常があるようだ。

月曜日、中国は、パイプラインと通信ケーブルが損傷した原因について、「客観的、公正かつ専門的」な調査を確立するよう求めた。パイプラインの損傷を受けて、NATOはバルト海のパトロールを強化している。

フィンランドとエストニアの間をガスが流れるパイプラインが10月8日に破損したことで、フィンランドのガス供給は制限されている。ヘルシンキは、不足分を液化天然ガス(LNG)のインクー港への輸入で補ったと発表した。

昨年9月、ロシアとドイツを結ぶノルド・ストリーム・パイプラインが海底爆発によって大きな被害を受けた。攻撃者の身元はまだ判明していない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム