2023年10月13日金曜日

イスラエル・カッツ・エネルギー相:「我々は人間の恰好をした動物と戦っている。」

https://www.rt.com/news/584747-gaza-no-humanitarian-aid/

2023年10月12日 12:57

イスラエル・カッツ・エネルギー相は、人質が解放されるまで燃料と電気も遮断すると警告した。

イスラエル・カッツ・エネルギー相は12日、ハマスが捕らえた人質をすべて解放しない限り、イスラエルによるガザ包囲は解除されないと発表した。カッツ大臣の発言は、土曜日のハマス武装勢力による奇襲攻撃を受けて、イスラエル当局がパレスチナ自治区への水、燃料、電力を遮断した後のことである。

「ガザへの人道支援?イスラエル人拉致被害者が帰還するまで、電気のスイッチは入らないし、給水ポンプも開かない。」

以前の投稿で同大臣は、イスラエルは何年もの間、ガザに電気、水、燃料を供給してきたと述べた。「ありがとうと言う代わりに、彼らは何千もの人間の動物を送り込み、赤ん坊、女性、老人を虐殺し、殺害し、レイプし、誘拐した」とカッツ大臣は述べ、イスラエルは「イスラエルと世界に対するハマスの脅威が取り除かれるまでガザ包囲を強化し続ける。」と付け加えた。

ガザ封鎖は当初、ヨアヴ・ギャラント・イスラエル国防相が月曜日に発表したもので、彼は「ガザ地区の完全な包囲」を命じ、「電気も食料も燃料も水も供給しない。」と述べた。

「我々は人間の恰好をした動物と戦っており、それに従って行動している。」

EUと国連はイスラエルのガザでの行動に懸念を表明している。EUのジョゼップ・ボレル外交政策委員は火曜日、ガザの民間人から食料、水、電気を奪うことは国際法に沿っていないと述べた。

国連は、イスラエルとパレスチナの紛争がエスカレートしている間に行われた戦争犯罪の可能性について調査を開始すると発表した。

最新の暴力の急増は、ガザの大部分を支配するパレスチナの過激派組織ハマスが土曜日にアル・アクサ・フラッド作戦を開始し、ロケット弾を発射し、イスラエル領土の奥深くにコマンドーを送り込んだことから始まった。イスラエルは公式な宣戦布告を行い、IDFはガザを空爆し、すべてのライフラインを遮断することで対抗した。  

木曜日の朝の時点で、イスラエルは少なくとも1,300人の死者と約3,300人の負傷者を記録した。ガザのパレスチナ当局は、敵対行為の勃発以来、少なくとも死者1203人、負傷者5763人以上を記録している。

【関連記事】

https://sputniknews.jp/20231013/24110-17405374.html

イスラエル、24時間以内にガザ南部へ避難警告 パレスチナ人110万人が対象

2023年10月13日, 14:00 (更新: 2023年10月13日, 14:25)

イスラエルはガザ地区北部の住民に対し、24時間以内にガザ南部へ避難するよう警告を発した。13日、国連のステファン・デュジャリック報道官が明らかにした。ガザ地区を実効支配するハマスに対するイスラエル軍の地上作戦が秒読みに入った。

住人の半数が対象

「現地時間の日付が変わる少し前(日本時間午前6時前)、国連人道問題調整事務所とガザ警備安全保障省に対し、24時間以内にワジガザ以北のガザ住人が南部に避難するようイスラエル側から通達があった」

デュジャリック報道官によると、対象となるのは110万人。ガザ地区の人口は222万人といわれており、実に住民の半数が警告対象となっている。

また、現地の学校や医療機関に展開する国連職員も避難の対象となっているが、国連はこうした人道活動は移転すれば「壊滅的な人道的結果を生む」と指摘す。デュジャリック報道官は、国連はイスラエルの要求に断固として反対するとして、「すでに起こった悲劇が、大惨劇に発展しうる」と懸念を示した。

イスラエルは自衛権主張

国連からの批判を受けイスラエルのギラド・エルダン国連大使は、デュジャリック報道官の声明を「恥ずべきものだ」と反発。「国連は長きにわたりハマスの武装化と彼らが武器や殺人を隠すために民間人や民間インフラを利用するのに目をつぶってきた」と述べた。

「ハマスのテロリストによって国民が殺され、これに関与した者以外の犠牲を最小限に抑えようとしているイスラエルを支持する代わりに、国連はイスラエルに説教をす。国連は人質の解放やハマス批判、イスラエルの自衛権の支持に注力したほうがいい。」

ハマス掃討作戦まもなくか

10月7日、ガザ地区を実効支配するイスラム組織・ハマスはガザ地区からイスラエル南部と中部に向けて突如ミサイル攻撃を行い、一部の地上部隊がイスラエル側に越境攻撃した。ハマスの奇襲攻撃を受け、イスラエル軍はガザ地区への空爆などの報復作戦を開始。第四次中東戦争以来50年ぶりとなる正式な「戦争状態」への移行を宣言した。これまでに双方の死者は合わせて2500人に達したとみられている。

ハマスの奇襲後、イスラエル軍は30万人の予備役を動員。また、議会では与野党が戦時下での挙国一致内閣を樹立させた。米国からの弾薬支援も受けるなど、本格的な地上作戦を準備しているとされる。

イスラエルのガラント国防相はこれまでに「ハマスは地球上から一掃される」と徹底的な報復を予告。イスラエル外務省も「ガザ地区で戦略的目標をすべて達成するまで軍事作戦を継続する」と妥協を一切許さない強硬姿勢を示す。

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