キエフからのアピールを受けて中国が発表:ウクライナ・ロシア和平交渉の条件は整っていない
2024年2月18日(日)午前09時15分
先月からゼレンスキー政権は、ウクライナの和平策を見出すための国際的な努力に中国がもっと関与するよう求め始めた。「中国はロシアとの戦争を終わらせるための話し合いに参加する必要がある」と、1月にダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)でゼレンスキー首相補佐官は述べた。
ウクライナが和平交渉というとき、北京がキエフ独自の和平方式に乗らなければならない。今週末、ウクライナのドミトロ・クレバ外相は、この問題について話し合うために中国外相との会談を求めていると報じられた。
中国の王毅外相が、戦争を終わらせるための和平交渉の条件はまだ整っていないと反論した。
土曜日に開催されたミュンヘン安全保障会議で、中国の外交トップがこう答えた。「交渉のテーブルにつくための条件は整っていない。」
「中国は多くの建設的な仕事をしてきたし、これからも積極的な役割を果たしていく。」中国は戦争やロシアの侵攻を明確に非難したことはない。危機に至るまでのNATOの拡大の役割を強調する声明を数多く発表している。
ウクライナは、近い将来開催される主要国首脳会議(サミット)に向けて、グローバル・サウス諸国や「二の足を踏んでいる国々」を自国側に引き込むよう圧力をかけている。
ブルームバーグによると、「ウクライナは来月にハイレベル・サミットを開催するよう働きかけているが、計画関係者によれば、世界の指導者たちのコミットメントが得られないため、日程は4月か5月にずれ込む可能性が高い。」
スイスは開催に前向きであり、外交官は中国を含む相手国の関心を見極めようとしている。
中国は、ロシアに大幅な妥協をさせるカギを握っているが、習近平もプーチンも、キエフに打つ手がないことを知っている。中国がグローバル・サウス(南半球)の主要国に反ロシア路線を強化するよう説得するイニシアティブに乗らなければ、そこから生まれるものはほとんどない。
それぞれの側は少なくとも、近い将来の協議の可能性に向けて少しずつ前進している。「中国共産党中央委員会国際部の劉建超部長は、アメリカでのイベントで、中国当局者がウクライナと会談した際、ロシアはウクライナとの和平交渉に熱意を示したと語った。」と先月発表された声明にある。
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