2024年3月20日水曜日

フィニアン・カニンガム:ロシアは語り、エリート主義の西側は不平を言う

https://strategic-culture.su/news/2024/03/18/russia-has-spoken-and-the-elitist-west-grumbles/

2024年3月18日

ロシア連邦は、西側の妨害工作にもかかわらず、礼節と効率性をもって見事な大統領選挙を実施した。

人口1億4,300万人、有権者数1億1,200万人、(地球上の24のタイムゾーンのうち)11のタイムゾーンにまたがる広大な国土を持つこの国は、3月15日から17日までの3日間、民主主義への参加を促進するための投票に臨んだ。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が4人の候補者の中から再選され、88%の得票率を獲得した。1991年のソビエト連邦解体後に成立した近代国家として、ロシア連邦にとって7回目の大統領選挙となった。プーチンは6期目の当選を果たし、2030年までロシアの国家元首を務めることになる。

投票率は過去最高の74%(2018年の前回選挙では67.5%)だった。今回、プーチンは過去4回の選挙を大幅に上回る票を獲得した。

西側のプロパガンダの不可能性には唖然とさせられる。このようなロシアの民主的な力を示す大規模なデモが、グリッヂやグファルセのようなものだという西側の主張は、西側がいかにロシア恐怖症であるかを示すものでしかない。もし西側のシナリオが真実とすれば、ロシア全体が自由意志を持たないカモや間抜けの国だということになる。

米国とNATOの手下たちは、ロシアの選挙を妨害しようと最善を尽くしたが、大失敗に終わった。

一方で、ウクライナと国境を接するロシアの地域に対するテロ攻撃が急増した。ベロゴロド、ザポロジエ、ケルソンでは、投票所への砲撃やドローン攻撃でロシア市民数人が死傷した。ブリャンスクとクルスク地方では、NATOに支援されたウクライナ軍による国境侵犯が試みられた。

それに連動して、西側がロシア国内の工作員による妨害工作を煽るという大規模な取り組みが行われた。

選挙が始まる前、西側ではいわゆる「プーチンに反対する昼のデモ」についての主張が盛り上がっていた。投票最終日に反プーチンのデモ隊が投票所に押し寄せた。この抗議デモは、先月獄中死したCIAのアレクセイ・ナヴァルニーの未亡人、ユリア・ナヴァルナヤによって呼びかけられた。

ある欧米の見出しはこうだ。「野党が選挙最終日に大規模な抗議を呼びかけたため、無人機の波がロシアを標的にした。」

フランス24の報道(現在は削除されている)はこう続けた。「ロシアの野党は、プーチンに対する法的な強さを示すことを期待して、正午に投票に向かうよう人々に呼びかけた。」

西側がロシアの野党をどう定義しているのか注目してほしい。その野党は、元CIAの諜報員で、未亡人と他の支持者がベルリンで優雅な亡命生活を送っている人物による、諜報員と日和見主義者の徒党である。

結局のところ、いわゆる「プーチンに反対する正午」は、正午の瞬間とは似ても似つかぬものだった。西側の諜報機関によって夢想され、西側のメディアが「ジャーナリズム」や「グレポート」として一般大衆に宣伝する、サイコ・オプスのキメラである。

西側がロシアと世界に吹き込もうとした民主化ショーダウンに関する偽情報の波は、西側自身のあり得ないほど仕組まれたプロパガンダの妄想であり、大いなるアンチクライマックスである。

ロシア国境地帯への無人偵察機やその他のテロ攻撃の波も十分に現実的だった。こうした殺人的な攻撃は、プーチンと米国主導のNATOによるウクライナ侵略を打ち負かすという政策を支持するロシア国民をさらに活気づかせた。

信じられないことに、西側の傲慢な態度は、ロシアの民間人を殺害することを、民主主義を支援する正当な補助的手段、つまり破壊工作のスポンサーとして描いている。

投票所では、個人が投票を無効にしようとする些細な事件がいくつかあった。しかし、選挙プロセス全体の規模からすれば、そのような事件はごくわずかであった。

プーチンは勝利演説で、ロシアの選挙に関する西側による誹謗中傷は予想通りだとコメントした。他に何を期待するというのか?彼らはロシアに対して代理戦争を仕掛けている敵だ。

欧米の公式見解はいずれにせよ、最終的には関係ない。このような誹謗中傷によって気分を害したり、申し訳なさを感じたりする必要すらない。

プーチンが指摘したように、アメリカは、寡頭政治の操り人形ショーにすぎないのに、民主主義について他国に説教する不適格な国である。ジミー・カーター元大統領でさえ、そのことを認めている。

ウルスラ・フォン・デア・ライエンやジョゼップ・ボレルのような選挙で選ばれたわけでもない官僚たちが、ウクライナのネオナチ政権を支援するために1000億円以上の公的資金を投入している一方で、ヨーロッパの労働者たちは食卓にパンを並べるために奮闘し、農民たちは廃業している。

僅差で当選したフランスのエマニュエル・マクロン大統領は、国民の大多数から軽蔑されているにもかかわらず、NATOとロシアの全面戦争を無謀にも推し進め、核の炎にエスカレートさせようとしている。これが西欧の民主主義なのか?いや、エリート主義の独裁国家だ。

ロシア国民が民主的に発言した翌日、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は月曜日、韓国でいわゆる民主化サミットを監督していた。このアメリカの高官は、31,000人以上が虐殺されたガザでの大量虐殺に加担している。

ブリンケンは、民主主義を守る方法として偽情報に対抗することが米国の優先事項だと述べた。このアメリカの操り人形の妄想と傲慢さを信じられるか?

「より強靭な情報環境を構築することは、米国の国家安全保障上の重要な関心事であり、わが国の外交にとって喫緊の優先課題である。本日、国務省は、人々が情報操作に気づき、それに対抗できるようにするための提言をまとめた『民主党のロードマップ』と呼ぶものを発表します。」とブリンケン氏は付け加えた。

ロシア国民は、民主主義と偽情報への抵抗について、ブリンケンと世界中の人々に教訓を与えた。

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