ホワイトハウス、イランとパキスタンのガスパイプラインを頓挫させる目標を設定

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パキスタンは米国高官のコメントに反発、「パイプライン建設は独立した自由な決定事項である。」

2024年3月21日

米国政府高官は、イラン・パキスタン（IP）ガスパイプラインの建設を阻止するために、ワシントンが目標を設定したことを明らかにした。

「私は、このパイプラインを阻止するためのアメリカ政府の努力を全面的に支持する。我々はその目標に向かって努力している。」と、ドナルド・ルー米南・中央アジア局次官補は3月19日の議会公聴会で述べた。

このプロジェクトの資金がどこから出てくるのかわからない。多くの国際的なドナーがそのようなプロジェクトに資金を提供することに興味を示すとは思えない。

イスラマバードは木曜日、ルーのコメントに反応し、外務省のムムタズ・ザーラ・バロチ報道官は、テヘランとの二国間合意の精神に従い、共同ガスプロジェクトの実施に引き続きコミットしていると述べた。

「パキスタンは、他国に相談する必要も、制裁を免除される必要もなく、イラン・イスラム共和国からのガス輸送プロジェクトを進めたい。IPガスパイプラインを進めるというパキスタン政府の決定は、独立した自由な決定であり、すぐに実行に移される。」彼女は記者団に語った。

先月、イスラマバードは、1億5800万ドルかかると推定されるパイプラインの自国区間の建設工事の開始を正式に承認した。テヘランからの180億ドルもの潜在的違約金を回避するための最後の努力である。

全長2,775kmのIPプロジェクトは2013年に開始された。長年にわたるアメリカの対テヘラン制裁のため、何度も期限に間に合わなかった。

イランはすでにパイプラインの自国側を完成させ、プロジェクトに20億ドルを投資しているという。パキスタンは当初、2014年12月までにプロジェクトの一部を完成させる予定だった。

パキスタンは深刻な経済危機のため、1日12時間以上の停電が定期的に発生している。