2024年4月26日金曜日

米国、太平洋戦争のための移動基地を検討

https://www.rt.com/news/596583-navy-oil-platform-conversion/

2024年4月25日 18:05

民間の石油プラットフォームは、補給基地やミサイル発射台に改造される可能性がある。

アメリカの軍事請負業者が、使われていない石油掘削施設を移動基地として再利用し、太平洋の米海軍艦船への補給やミサイル発射装置の設置に役立てようとしている。

Leidos社の海軍建築子会社であるGibbs & Cox社は、今月初めにワシントンDCで開催されたSea Air Space 2024の展示会で、Mobile Defense/Depot Platform(MODEP)のコンセプトを発表した。

「我々の目標は、西太平洋における能力問題という難題を解決するためのソリューションです。」ギブス&コックスのソリューション・アーキテクト兼戦闘システム部マネージャーのデイブ・ズックは、海軍ニュースにこう語った。

MODEPのコンセプトは、海岸から理想的な距離に自らを配置し、ほぼ6カ月間独立して活動できる大型浮島基地を指す。この基地は、補給機能またはミサイル発射機能のいずれかのために構成される。

米海軍は現在、ミサイル発射装置を海上で再装填する能力を欠いている。この補給MODEPは、それぞれ100トンを吊り上げることができる2基のクレーンで、これを解決する。

ミサイル基地バージョンは、最大512基の垂直発射システム(VLS)ミサイルセル、または最大100基の新型大型ミサイル発射機(LML)を搭載することができる。LeidosとGibbs & Coxはまた、このコンセプトは陸上防衛システムに関連するリスクとコストを削減することができると述べている。日本は、中止されたイージス・アショア・ミサイル防衛計画の代替案として、石油掘削施設を改造して使用することを検討している。

どちらのタイプも5〜8ノットの速度で航行し、1日に約200海里をカバーし、高さ20メートル(60フィート)までの波でも安定性を保つことができる。

このコンセプトでは、MODEPは無給油で4,000海里の航続距離を持ち、6?20メガワットの電力を発電し、最大230万ガロン(870万リットル)の燃料を貯蔵し、軍艦の整備・修理工場を併設する。

ギブス・アンド・コックス社によれば、一番の利点は、石油市場の供給過剰により、比較的低コストで軍事用に転用可能な商業用石油リグが最大6基あることだ。

国防総省も海軍も、この提案について公式にはコメントしていない。


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