2024年4月10日水曜日

ゼロヘッジ:テヘランはイスラエルにどう対応するのか?イランのステルス機が石油インフラを狙う?

https://www.zerohedge.com/military/how-will-tehran-respond-israel-could-iranian-stealth-drones-target-critical-oil

2024年4月10日(水) - 午後12時20分

イランの外相は月曜日、ワシントンの軍事指導者たちが先週、ダマスカスにあるイランの領事館ビルへのミサイル攻撃をイスラエルに「白紙委任」したと述べた。 

ホセイン・アミラブドラヒアンは、「シオニスト政権とその処罰に対するわが国の対応は確実だ」と述べた。シオニスト政権を全面的に支持し、その犯罪と行動に直接対応するものとして、わが国のメッセージを米国に伝える」と続けた。 

このような警告に対して、アメリカでは、ジョン・カービー国家安全保障会議戦略広報調整官が月曜の記者会見で、具体的な情報には触れられないが、「イスラエル政府は、イランによるイスラエルへの直接の脅威(イランが公表している脅威)に対する自衛の必要性があれば、アメリカの支援を当てにできる」と指摘した。 

テヘランによる軍事的対応が間近に迫るなか、カービーはまた、中東全域、特にイラクとシリアに駐留する米軍が、ドローンやミサイル攻撃による脅威の高まりに直面していると警告した。 

情報コミュニティーの誰もが頭を悩ませているのは、イランがどう対応するかだ。テヘランには多くの選択肢があるが、どれを使うのか?

月曜のブルームバーグの報道「イランの高性能でステルス性の高いドローンが世界の戦争を作り変えつつある」は、イランがいかにローテクなドローン戦を使いこなし、中東の米軍基地や石油インフラに重大な脅威をもたらしているかを思い起こさせた。 

今年初め、ヨルダンのタワー22米軍基地で、イランが設計した神風ドローンによって3人の米兵が死亡し、30人以上が負傷した。 

国防総省の情報将校であるマシュー・マクニスはブルームバーグに対し、「この2年間は、イランが無人機を使用するための新しい戦術や技術が超加速的に開発された時期だった。」 

2月、イランの航空宇宙軍司令官アミール・アリ・ハジザデ准将は、テヘラン製のステルスドローンは、移動する船舶や重要なインフラを長距離で攻撃できると発表した。 

ハジザデは、イランはドローンやミサイル技術を含む防衛において世界有数の大国であると主張した。 

「米国のテロリスト軍部が、イランの防衛力には対抗できないので、イスラム共和国との衝突は望んでいないと公然と認めている。 」

イランの無人偵察機はよりステルス性を増しており、アメリカの情報機関は夜も眠れないほどである。ブルームバーグは、「1月にタワー22を攻撃したものは、着陸したアメリカの無人偵察機を追跡することで、アメリカの防衛網に侵入した」と指摘している。 

米国防総省の報道官は最近、イランによる無人機の調達、開発、拡散は「国際平和と安全に対する脅威の増大」だと述べた。彼らは、ロイド・オースティン国防長官が先月、この「緊急の作戦上の課題」を解決するために、上級指導者のパネルを設置した。

イランのステルスドローン技術は、テヘランの支援を受けたイエメンの反体制派フーシ派が2019年にサウジアラビアにある世界最大の石油処理施設に対して複雑なドローン群による攻撃を開始して以来、大きく進歩している。 

繰り返しになるが、問題はテヘランがイスラエル/アメリカにどう対応するかだ。イランあるいはイランに支援された代理グループが、サウジアラビアのアブカイク石油処理施設などの重要な石油インフラに対して、自爆ステルスドローンを使用するという懸念が高まっている。この施設が攻撃されれば、ブレント原油はたちまち1バレル100ドルを超える。「原油の兵器化は次の金融ショックを引き起こす可能性がある」と題したメモに書いたように、米国への間接的な攻撃とみなされる。 

イランはステルス無人機技術を持っており、巨大な地下倉庫できれいな無人機を見ているだけではない。それを使うだろう。情報コミュニティが抱いている疑問は、テヘランがイスラエルにどう対応するかということだ。 

チック、タック、チック、タック...。 

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