ゼロヘッジ:なぜアメリカは壊れているのか?
https://www.zerohedge.com/political/heres-why-america-broken-and-people-are-worried
2024年4月9日火曜日 - 午前05時40分
NYタイムズ紙は月曜日、ペンシルベニア大学上級講師でオープン・ソサエティ・プロジェクト上級研究員(!)のデイモン・リンカーによるオピニオン記事「バイデンはなぜ苦戦しているのか?アメリカは壊れているからだ。」
このエッセイは、ZeroHedgeの読者が何年も前から知っていることをまとめたものだが、「レイチェル・マドーを見るべきだ」というタイプの読者には、現実を痛烈に教えてくれる。
バイデン大統領とドナルド・トランプ前大統領との再戦選挙まであと7カ月となったが、現職は苦戦を強いられている。バイデンは支持率の低迷に苦しみ、全国的な世論調査ではかろうじてトランプ氏と同率にとどまる。選挙が決着するスイング・ステートのほとんどでは前大統領の後塵を拝している。(最近、バイデンの方向性を後押しするようなささやかな動きがあったにもかかわらず。)
問題はその理由だ。-NYタイムズ
バイデン擁護派や政権自身は、大統領の不人気を「コミュニケーションの失敗」と決めつけているが、リンカー氏は「有権者が何を言っているかに耳を傾ける方が賢明だ」と提言している。(大統領の年齢に関する懸念は別として。)
枚挙にいとまがない。
リンカーは、2021年1月に『タブレット』に掲載された「すべてが壊れている」と題するエッセイと、同じ著者であるアラナ・ニューハウスが書いた「アメリカ社会の全体が目の前で壊れていく」と題するエッセイを引用しながら、なぜアメリカ人がこれほどまでに腹を立てているのかを要約している:
例を挙げればきりがない:悲惨なイラク戦争、破滅的な金融危機、新たな富の大半がすでに裕福だった人々に流出した10年間の低成長、100年に一度の大流行病への無様な対応、屈辱的なアフガニスタンからの撤退、物価と金利の上昇;物価と金利の上昇、公的・私的債務の急増、ホームレスの急増とアメリカの都市におけるテント野営の広がり、南国境を越えて流れ込む不法移民、銃乱射、精神疾患、うつ病、中毒、自殺、慢性疾患、肥満の急増と平均寿命の低下。
この20数年間、実に多くの失敗があった。しかし、ほとんどの場合、我々の組織を運営する人々は、壊れたものを修正する改革に着手することはおろか、失敗を認めたり、責任を取ったりすることはほとんどない。-ニューヨーク・タイムズ
リンカーは、「怒りに満ちた反体制ポピュリズムが過去10年間、我々の政治でこれほど目立つようになった」のは上記のような理由からであり、ドナルド・トランプもバーニー・サンダースもそれを利用したと書いている。
キャリア政治家であるバイデンは、問題の一端を担ってきた。(忌まわしい社会的失敗に関与してきた。)(この一発を撃たねば!)
バイデンは、現状を守る唯一の組織主義者となり、その周囲には、より沈んだメッセージに反応しやすい有権者からの支持を求める破れかぶれの小さな軍団がいる。
リンカーは、バイデンが挽回するためには、特に経済について、トランプがいかにひどいかについて選挙を盛り上げるのをやめ、『明るく振舞うのをやめる』ことを提案する。バイデンは「過去20年間、ワシントンが多くのことを間違えてきたことを認め、そのことに不満と謙虚さを示すべきだ。」
さらにバイデンは、「すべての政府は誤りを犯すものであり、それは誤りを犯しやすい人間によって運営されているからである。」
「アメリカがどれほど壊れているかを認めるだけで、そうでなければ懐疑的で無関心な有権者から多くの好意が生まれるかもしれない。」とリンカーは提案する。
どうなるか見てみよう。
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