ワシントン、イスラエル攻撃回避のための交渉をテヘランに提案
2024年4月9日火曜日 - 午前06時40分
ザ・クレイドル経由
イランの外交筋によると、アメリカはイスラエルが今月初めにシリアのイラン大使館を空爆したことに対し、報復しないようイランを説得している。アルジャリダ紙が月曜日に報じた。
イスラエルの攻撃は、ダマスカスのイラン大使館付属ビルを標的とした。イスラム革命防衛隊(IRGC)のクッズ部隊司令官であるモハマド・レザ・ザヘディ准将とその副官、その他5人のIRGC将校が殺害された。イラン外務省筋がクウェートの有力日刊紙アルジャリダに語ったところによると、ワシントンはテヘランに対し、紛争を緩和するためにテルアビブとの直接交渉を申し出たという。
情報筋によれば、ワシントンは、イランがダマスカス攻撃に対するイスラエルへの報復をしないと約束することを条件に、シリアとレバノンでの軍事作戦を停止するようテルアビブを説得するという。
ベイルートの外交筋がAl-Jaridaに語ったところによると、イスラエルのネタニヤフ首相は、シリアでの攻撃停止を約束するというアメリカの提案を拒否した。
同筋によれば、イランの指導者であるアリ・ハメネイ師は、アメリカの提案を検討しているが、ガザにおける包括的停戦と、イランの標的やイランの同盟国である抵抗枢軸の標的に対するイスラエルとアメリカの攻撃をすべて停止する保証が含まれていなければ、受け入れることはないという。
この情報筋によれば、イラン側は以前、湾岸諸国経由でイスラエル側から口頭での提案も受けていたという。その提案の中でテルアビブは、テヘランがザヘディ殺害に対する報復を放棄する代わりに、シリアとレバノンのイランの標的に対する作戦を停止する用意があると主張した。
情報筋によると、イラン外務省はイスラエルのメッセージに対し、提案にはガザでの停戦も含まれなければならないと答えた。
IRGCの指導者の中には、イスラエルの提案を罠とみなし、外務省の対応に不満を持つ者もいる。IRGCの指導者たちは、イスラエルとの交渉はイランが報復を行った後に行われなければならないと主張した。
ダマスカスにある領事館の建物はイランの主権領土とみなされており、明確な国際法違反で狙われた。
情報筋によれば、IRGC指導部は、イスラエルに報復しても、ワシントンはイランとの戦争には踏み切らないと考えている。イスラエルに対して十分に厳しい攻撃を加えることで、イスラエルはガザでの停戦を受け入れ、レバノン侵攻やシリアでの爆撃をエスカレートさせる計画を断念せざるを得なくなると考えている。
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