2024年4月5日金曜日

ラブロフさん:中国のウクライナ和平提案は最も合理的

https://www.rt.com/russia/595417-lavrov-china-ukraine-peace-proposal/

2024年4月4日14:43

北京のイニシアチブは紛争の根本原因を考慮している、とロシア外相が述べた。 

セルゲイ・ラブロフ・ロシア外相は、ウクライナ危機を解決するための中国の計画は、依然として最も実行可能な選択肢のひとつであると述べた。  

木曜日に記者会見したラブロフは、紛争1周年にあたる2023年2月に北京が初めて提案した12項目のイニシアチブを歓迎した。この構想には、敵対行為の停止、和平交渉の再開、冷戦的な考え方の放棄、すべての国の主権の尊重などが含まれている。  

ラブロフ外相は、中国の提案を、この問題に関する原則とアプローチを最も明確にまとめたものだと評価し、そのすべての点が絡み合っていると指摘した。

「我々にとって最も重要なことは、中国の文書が現在の出来事の理由の分析に基づいており、根本原因を除去しようとしている。」 

ラブロフは、この提案が漠然としているという批判を受けていることを認めたが、それでも「偉大な中国文明が議論のために提示した合理的な計画だ。」と付け加えた。  

ウクライナ紛争を終結させるための北京の提案とは対照的に、2022年秋にゼレンスキーが提示したキエフの10項目の和平文書は、最後通牒に過ぎないとラブロフは主張した。この文書は事実上、モスクワの降伏とウクライナの1991年の国境までの軍の撤退を要求している、と彼は付け加えた。  

後者の取り決めは、キエフがクリミア(2014年にキエフで起きた西側諸国の支援によるクーデターの後、住民投票でロシアへの加盟を圧倒的多数で決めた)を2022年に奪還することを意味する。モスクワは、このような結果は受け入れられないと繰り返し述べている。

「しかし、ゼレンスキー氏は最近、2022年2月の国境線から始めることができると大胆なことを言い出した。まあ、夢を見ても損はない。」とラブロフは付け加えた。  

ウクライナの大統領は先週、ウクライナの1991年の国境線への復帰はもはやロシアとの交渉の前提条件ではないと示唆した。ドネツク、ルガンスク両人民共和国、ザポロジエ、ケルソン両州の住民投票を経て、2022年にキエフがモスクワに奪われた領土を取り戻さなければならないと主張している。  

モスクワはキエフとの話し合いに前向きだが、いかなる関与も現地の情勢を考慮に入れるべきだと述べている。

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