2024年4月16日火曜日

東電、世界最大の原発に燃料棒を装填 原子時代の再点火へ

https://www.zerohedge.com/commodities/tepco-loads-fuel-rods-worlds-largest-nuclear-power-plant-atomic-era-reignites

2024年4月16日(火) - 午前07:00

2011年の福島原発事故以来、世界は原子力発電から脱却しようとしてきたが、ようやく、信頼性の低い太陽光発電や風力発電ではなく、原子の力がクリーンで信頼性の高い発電の中心になることを理解しつつある。

東京電力が新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所の原子炉のひとつに燃料棒を装荷するという。原子力ルネッサンスが勢いを増している。 

柏崎刈羽原発は、純発電容量7,965メガワットという世界最大の原子力発電所である。1号機に燃料棒を装荷することは、発電所が間もなく再稼働するということだ。  

日本の原子力規制委員会は月曜日、新潟県にある7号機の燃料棒挿入計画を承認した。東電が発電を再開するためには、追加の検査を完了し、地元知事の同意を得る必要がある。

燃料装荷の認可は、福島第一原子力発電所の事故により日本のすべての原子炉が停止して以来、停止していた東電の施設にとって一歩前進となる。柏崎刈羽原発は、2021年のセキュリティ違反以降、再稼働に向けてさらなる複雑な問題に直面している。

日本の原子力発電所の再稼働は、世界中の電力網が(中国やインドではないかもしれないが)排出量削減のために大規模な脱炭素化に取り組んでいる最中に計画された。 

米国では最近、連邦政府がミシガン州南西部の原子力発電所を再稼働させるために15億ドルの融資を行なうと発表した。ニュージャージー州を拠点とするホルテック・インターナショナルは2022年、800メガワットのパリセーズ原発を解体する計画で買収した。ミシガン州とバイデン政権からの支援もあり、焦点は来年の原発再稼働に移っている。 

カリフォルニア州のパシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社の最高経営責任者(CEO)であるパティ・ポッペ氏は、つい数週間前に、「原子力は未来の一部であるべきだ」と述べ、州唯一の原子力発電所であるディアブロ・キャニオンの寿命延長の認可を受けるべきだと付け加えた。 

各国政府は(ウォール街も)、原子力発電が信頼性が高く、二酸化炭素を排出しない唯一最大の電力源であることに気づいている。AIデータセンターであれ、電気自動車やトラックであれ、経済の動力源として重要な役割を果たす。 

原発の再稼働は容易ではない。また、ウラン先物からも目が離せない。

そしてウラン株。 

原子力はデジタル時代に向けてアメリカをパワーアップさせる。私たちは、2020年12月の時点で、「ウランを買おう:これは次のESGブームの始まりか」と題したノートで、このことを概説している。

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