2024年4月15日月曜日

ロシア人の戦い方:RTのポッドキャスト

 https://mf.b37mrtl.ru/files/2024.04/661938222030275e97252ecb.mp3

Apr 13, 2024 05:39

2024年 4月 13日 05:39

ロシアの戦争術:西側諸国はいかにしてウクライナを敗北に導いたか(元NATOアナリスト ジャック・ボード大佐)

今回のゴーイング・アンダーグラウンドは、元NATO分析官で、マイダン・クーデター後のウクライナの現場にいたジャック・ボード大佐に話を聞いた。『The Defeat of the Vanquisher』の著者である。ウクライナの現場での役割、ドンバスの反乱の拡大、2014年のマイダン・クーデター後のウクライナ軍のロシア語話者の反乱軍への離反、クーデター後の政府によるウクライナのロシア語話者地域への極端な弾圧、2023年のウクライナの反攻の失敗、ロシアの軍事戦略に対してウクライナの戦術が失敗し続ける理由について語る、 ウクライナを現地で支援する西側諸国の軍隊の関与、ロシアを弱体化させるためにウクライナを兵器化するワシントンの戦略がどのように発展し、ウクライナに破局をもたらしたか、西側諸国が対ロシア代理戦争において「面子を保つ」段階にある理由、ウクライナへの介入を米国に挑発する英国とフランスの努力、などなど。

【考察】

ざっくりまとめると、次の2点が印象に残った。

1. ロシアの戦いかたは、戦闘能力(武器や設備)を破壊するのが重点で、陣地とりは

後回しだった。

2. 制裁のかなりの部分はアメリカの意図に反して欧州が起案した。

1について。JBプレスにいろいろ書いている西村金一さん。自衛隊で長年勤めた人だが、書く内容がことごとく頓珍漢でスカタン、的外れでピンボケである。もちろん彼の予想も期待も分析も、当たったためしがない。ついでに言えば、同じくJBプレスにいろいろ書いている木村正人という人も頓珍漢でスカタン、的外れでピンボケなのだが、こちらはもともと産経新聞なので、そんなもんだろう。でも西村さんは自衛隊の人。なんでそんなにスカタンなのか、ずっと疑問に思っていた。

標記のジャック・ボードさんの話を聞いて腑に落ちた。ボードさんは現場を見てきた軍人。なんのために戦うかといえば、そりゃ陣地とりでしょ。という先入観を、現場を見ることで覆されたんだな。ロシア人はいう。「ウクライナは私たちの兄弟みたいなもんだから、戦争したくない。」それを思い出すにつれ、ボードさんの指摘する、戦闘能力を破壊するのが主目的で、陣地とりや殺し合いは後回し、というのが腑に落ちる。

西金さんは現場を見なかった爺さんだ。爺さんが先入観だけで突っ走ったので、頓珍漢でスカタン、的外れでピンボケになってしまった。気の毒だ。転向してもいいんですよ、お爺ちゃん。

2番め。これも意外な指摘だった。欧州は、ISOみたいにルールを作って金儲けのネタにするようなことばかりやってきたし、このところ脱炭素ビジネスで忙しかった。ロシアとの戦争になったら盛り上がって、足元をすっかり忘れてしまったようだ。ノルドストリームを爆破したことについて、アメリカが「私がやりました」と名乗らないのは、半分がた欧州が噛んでたからかもしれない・・と思わせられる。


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