2024年4月15日月曜日

ゼロヘッジ:イラン、米国がイスラエルの反撃を支援すれば中東全域の米軍基地を脅かす

https://www.zerohedge.com/military/iran-threatens-americas-military-bases-across-middle-east-if-us-supports-israeli

2024年4月14日(日) - 午後10時55分

土曜日の夕方、中東で打ち上げられた花火は、テヘランによるイスラエルへの初の本格的な軍事攻撃となった。ほとんど失敗に終わったが、米国がイスラエルの報復攻撃を支持すれば、この地域の米軍基地が弾道ミサイルや自爆ドローンの標的にされるかもしれないという懸念が高まっている。 

イスラエル国防軍のダニエル・ハガリ報道官はワシントン・ポスト紙に、イランはイスラエルに向けて300機の無人機とミサイルを発射し、「99%以上」がイスラエルかアメリカによって迎撃されたと付け加えた。バイデン大統領は、イスラエルに対するテヘランの「大胆な攻撃」を非難し、イスラエルの安全保障に対するアメリカの「鉄壁のコミットメント」をネタニヤフ首相に伝えた。しかし、アメリカ大統領はネタニヤフ首相に対し、アメリカはイランに対する反撃攻撃を支持しないと警告した。 

ロンドンのキングス・カレッジの政治学者で中東安全保障問題の専門家であるアーロン・ブレグマン氏は、昨夜のイランによるイスラエルへの直接攻撃は、自国領土からのものとしては初めてのことであり、「歴史的な出来事だ」とニューヨーク・タイムズ紙に語った。

テヘランは長年にわたり、レバノンの民兵組織ヒズボラやイエメンの反政府勢力フーシなど外国の代理人を使ってイスラエルの権益を攻撃してきた。現在、フーシ派は紅海南部でアメリカ、イギリス、イスラエル系の商業船を標的にしている。土曜日未明には、イランがホルムズ海峡付近でイスラエル系のコンテナ船を拿捕した。 

テヘランのイスラエル攻撃は、大きなエスカレーションである。イスラエルが反撃に出るのではないかという懸念が高まっている。その場合、イランはワシントンに、米軍基地がミサイルや自爆ドローンの照準を浴びる可能性があると警告した。 

「イスラエルがイランに報復する場合、われわれの対応は今夜の軍事行動よりもはるかに大きなものになる。」と、イラン軍参謀総長のモハマド・バゲリ少将は国営メディアに語った。テヘランはワシントンに、イスラエルの報復攻撃を支持すれば、米軍基地が標的になると警告した。 

「シオニスト政権(イスラエル)やその支持者が無謀な振る舞いを見せれば、断固とした、より強力な対応を取る。」とイランのエブラヒム・ライシ大統領は声明で述べた。

攻撃以前から、イラクとシリアの米軍基地はイランに支援された民兵による攻撃を受けていた。APニュースによれば、これらの基地は10月7日以来150回以上攻撃されている。 

イランのファルス通信は「情報筋」の話として、イランの軍当局者が次の標的となりうるヨルダンの動向を注視していると伝えた。 

今年初め、イランに支援された民兵がシリア国境に近いヨルダン北東部の米軍基地を無人機で攻撃し、米軍兵士3人が死亡、30人が負傷した。 

ウェズリー・クラーク元NATO連合国最高司令官が金曜日にCNBCと行った討論を覚えているか。イランによる「イスラエルへの直接攻撃」は、イスラエル空軍に国内の「核資産」を標的にさせる可能性があると述べた。 

中東は、次の大きな紛争が間近に迫った未知の領域に入りつつある。 

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