2024年5月16日木曜日

ナチス・スローガン使用で有罪判決

https://www.rt.com/news/597677-german-politician-convicted-of-using-nazi-slogan/

2024年5月15日 21:16

ビョルン・ヘッケがスピーチで「ドイツのためなら何でもする。」と発言し、罰金の支払いを命じられた。

ドイツの右翼政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の主要メンバーが、ナチス時代にドイツ軍特殊部隊(SA)が流行させた違法なスローガンを故意に使用したとして、裁判所に有罪判決を受けた。

ドイツ東部の都市ハレの州裁判所は火曜日、AfDの共同指導者であるBjoern Hoecke氏に有罪判決を下し、罰金13,000ドル(14,000ドル)の支払いを命じた。今年のテューリンゲン州知事選への出馬を阻む可能性のあった実刑判決は免れた。

この事件は、2021年5月の選挙演説で、ホーケが「ドイツのためにすべてを。」という意味の「Alles fuer Deutschland」という言葉を使ったことに端を発する。

元高校の歴史教師であったホーケは、自分はまったく無実であり、問題となったフレーズは日常的に使われている言葉であったと法廷で語った。

検察側は、ホーケが政界で活躍する間、戦略的かつ組織的にナチスの語彙を使ってきたと主張した。ヤン・シュテンゲル判事は、「あなたは明晰で知的な男で、自分の言っていることをよく理解している。」

テューリンゲン州は、AfDが有力政党として世論調査を行っているドイツ東部3州のうちのひとつである。ホーケは52歳で、2013年に党が設立されて以来、チューリンゲン州支部を率いてきた。彼は判決を不服として控訴する可能性がある。

この判決が下れば、ドイツでは言論の自由が失われる。ヘッケは、ドイツが政治的反対者を迫害し、言論の自由を抑圧する最前線にあると主張してきた。

AfDのチューリンゲン州での活動は、ドイツの国内情報機関によって監視下に置かれ、「右翼過激派グループ」であることが証明された党の3つの支部のうちのひとつである。

AfDは、ドイツの有権者の多くに支持されている政党の評判を落とすために過激派という呼称を利用することで、民主主義を損なっているとベルリンを非難している。

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