2024年5月16日木曜日

ニジェール、ワシントンとの防衛協定を破棄した理由を明かす

https://www.rt.com/africa/597620-washington-niger-defense-agreement-cancel-threat/

2024年5月15日 09:57

ニジェールの首相はワシントン・ポスト紙に次のように語った。

西アフリカのニジェール首相、アリ・マハマネ・ラミン・ゼイネが火曜日にワシントン・ポスト紙に掲載されたインタビューの中で語ったところによれば、アメリカとの軍事的関係を破棄するというニジェールの決断は、交渉中にアメリカ政府高官によってなされた脅迫に対応するものであった。

ゼインは、10年来の防衛協定の更新交渉のために3月にニアメに滞在していた国務省のアフリカ問題担当トップ、モリー・フィーを含む米国高官代表団が、ニジェールのパートナーになるべき国に口を出そうとしたとの疑惑を繰り返した。

ナイジェリアの首相によれば、会談の中で、フィーはサヘル諸国に対し、米国を安全保障上のパートナーとして維持したいのであれば、ワシントンが受け入れがたいレベルでイランやロシアと関わることを避けるよう警告した。

フィーはまた、ニジェールがイランへのウラン売却取引を進めれば、制裁を科すと脅した。

彼女が言い終わると、私はこう言った。

「第1に、あなたは私たちの国で私たちを脅すためにここに来た。それは受け入れられない。そして、私たちが誰と関係を持つことができるかを指示するためにここに来た。そして、あなたはそれをすべて、人を見下したような口調で、敬意を欠いた態度で行った。」

ニアメイの軍事政権は、1000人の米兵と民間請負業者がニジェールで活動することを認めていた安全保障協定を、米代表団との会談のわずか数日後の3月中旬に破棄した。

フランスの植民地であったニジェールでは、昨年7月のバズーム大統領失脚以降、欧米のパートナーとの間で交わされた取引の見直しが始まった。フランスは12月、ニアメがサヘル地域でのジハード主義者の反乱に対処できなかったとして撤退を命じたため、ニジェールから軍を撤退させた。当局はまた、旧植民地国の攻撃的な行動と内政干渉を非難した。

クーデターを非難し、パリや他の同盟国とともにニアメへの援助を停止したワシントンは、サヘル地域でのテロ対策任務にとって重要なニジェールからの離脱をこれまで否定していた。

ゼイネがワシントン・ポスト紙に語ったところによると、ニアメ当局は、アメリカが自国の軍隊の駐留を主張する一方で、過激派の攻撃に対抗するための軍事装備など、ナイジェリア軍への追加支援を拒否していることに不満を抱いている。

「テロリストが人々を殺し、町を焼き払う間、アメリカ人は何もせず、基地にとどまっていた。私たちの国土にやってきて、テロリストに攻撃させるのは友好の証ではない。米国が同盟国を守るために何をするかは、ウクライナとイスラエルを見てきた。」

ロイド・オースティン米国防長官は今月初め、ロシア軍がニジェールの米軍と基地を共有していることを明らかにした。ロシア軍の教官は、ニアメで国軍の対テロ戦術を訓練していると伝えられている。アメリカ軍は政府の要求通り、数カ月以内にアフリカの国から撤退する予定である。

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