2024年5月21日火曜日

国防省にひきとってもらえないF-35在庫の駐機スペース不足の件

https://www.zerohedge.com/military/lockheed-running-out-parking-space-f-35s-pentagon-refuses-accept

2024年5月21日火曜日 - 午前07時40分

今日もまた、F-35計画がいかに壮大で蛇足なクラスターであるかを示す一日となった。 

米国政府会計検査院(GAO)が「F-25統合打撃戦闘機:GAOによれば、ロッキード・マーチンは、国防総省が受け入れを拒否しているF-35完成品の駐機スペースが不足している。 

1機1機の不採用ではない。昨年夏、国防総省はロッキード社が「テクノロジー・リフレッシュ-3」(TR-3)に関連する膨大なハードウェアとソフトウェアの問題を解決するまで、ステルス戦闘機の受け入れを完全に凍結した。  

2020年、ヒル空軍基地にて、米空軍のF-35パイロットが「エレファント・ウォーク」を行う。大量離陸に備えるための訓練とされているが、1時間あたり4万4000ドル(約440万円)の自己満足的な円運動としか思えない。

ソフトウェアの不具合の中でも最悪のものはF-35のレーダーと電子戦システムに影響し、「一部のテストパイロットは、飛行中にレーダーと電子戦システム全体を再起動してオンラインに戻さなければならなかったと報告している」とGAOは言う。おやおや、それはちょっとまずそうだ。  

TR-3の苦境が続く中、ロッキード社の施設にはジェット機が山積みになっている。もしTR-3のソフトウェアが2024年4月以降に遅れた場合、ロッキード・マーチンは駐機場の最大収容台数を超えることが予想され、より多くを収容する計画を立てる必要がある。ロッキード・マーチンは先週の声明で、「駐機場に関する具体的な詳細は、セキュリティ上の配慮から公表しない」と述べた。 

ロッキード社に駐機している間でさえ、ジェット機は政府に賠償責任を負わせるリスクがある。GAOの報告書によれば、「政府は駐機している航空機の損失リスクを引き受け、契約上の損失分担金と免責金の対象となる」という契約条項のおかげである。

このF-35BライトニングIIは2022年、テキサス州の予備基地に着陸中に墜落した。(KDFW via Military.com)

GAOによれば、ソフトウェアが安定するのは「少なくとも2024年6月」という。GAOによれば、滞留しているジェット機の最終的な引き渡しには1年かかる。   

その間、愚かな納税者よ、F-35の具体的な未納機数をわざわざ尋ねる必要はない。GAOは、「DODは、航空機の具体的な数量を報告することは公表に適さないと判断した」と述べている。  

下院軍事委員会の戦術空陸軍小委員長は先週、記者団に強いヒントを与えた。ディフェンス・ワンによれば、ロブ・ウィットマン下院議員(バージニア州選出)は、「われわれが確実に知っているのは、駐機場に少なくとも100機以上の航空機が積み上げられるということだ」と語った。 

すでに世界史上最も高価な兵器プログラムとなっているF-35は、アメリカ国民に2兆ドル以上の負担を強いる。これだけでも十分驚異的な数字だが、National Interest紙による補足説明もある。

第5世代F-22は決して安くはないが、660億ドルの税金が投入された。アメリカの年間国防予算は9000億ドル以下であり、中国の3倍近く、ロシアの10倍である。F-35プログラムは2兆ドルの大台に乗ろうとしている。

エポック・タイムズ紙が今年初めに報じたように、GAOの別の報告書には、すでに国防総省の手中にあるF-35について、「F-35の15%から30%しか戦闘能力がないかもしれない」という、さらに不安な情報が記されていた。

ロッキード・マーチンがF-35を受注したのは22年前だが、偶然にもロッキード・マーチンの株主は22年間連続増配を享受してきた。 

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