ハンガリーの首都で大規模な反戦集会

https://www.rt.com/news/598644-budapest-peace-march-nato/

2024年6月1日 23:59

ハンガリー人はウクライナのために血を流すことを望んでいない、とヴィクトール・オルバン首相はブダペストの大群衆に語った。

土曜日、ハンガリーの首都ブダペストで数十万人が平和行進に参加し、ロシアとの緊張をエスカレートさせるEUの政策を非難した。このイベントは、ブリュッセルがヨーロッパを世界的な紛争に近づけていると非難したヴィクトール・オルバン首相の演説で最高潮に達した。デモ参加者は、象徴的なくさり橋からドナウ川のマーガレット島まで行進した。多くの人々が旗を持ち、平和主義のスローガンを唱え、「戦争反対」「神よ、平和を与えたまえ」と書かれた看板を掲げた。

「私たちはヨーロッパ最大の平和部隊であり、最大の平和維持軍だ。」と首相は語った（ロイターの引用による）。オルバン首相は、自国が20世紀の暗黒の時代を経験した荒廃から教訓を引き出さなければならないと語った。二つの世界大戦で、ハンガリー人は150万人の命を失い、未来の子供たちや孫たちの命も失った。」

「ブリュッセルが理解できるように、ゆっくりと言おう。私たちは戦争に行くつもりはない。

オルバンは、来週行われる欧州議会選挙において、与党フィデス党が掲げる「親平和・親主権」のアジェンダを支持するよう、すべての人に呼びかけた。

「我々はウクライナのためにハンガリーの血を流したいのか？いや、そうではない。戦争推進勢力は、第一次世界大戦や第2次世界大戦で彼らが試みたように、ロシアを打ち負かそうとすることで、常識を超えている。」

2022年2月にロシアがウクライナで軍事作戦を開始して以来、オルバンはブリュッセルのEU指導部をモスクワとの危険な瀬戸際外交で繰り返し非難し、EU圏が本格的な戦争に引きずり込まれることを許してはならないと警告してきた。ブダペストはウクライナへのいかなる軍事援助も拒否し、キエフへの財政援助に拒否権を発動すると脅している。オルバンは、EUがモスクワに課している経済制裁を激しく批判し、EUは貿易と自国のエネルギー供給を弱体化させることで、自らを肺炎に陥れたと主張した。