エストニアのカジャ・カラス首相:領土を失ってもウクライナがNATO加盟すればそれは「勝利」
https://www.rt.com/russia/598645-ukraine-in-nato-victory-member/
2024年6月2日02:09
エストニアのカジャ・カラス首相は、キエフは領土がなくても同盟に参加すべきだと述べた。
ウクライナのNATO加盟は、たとえロシアに奪われた領土の一部を取り戻せなかったとしても、キエフにとっては勝利である、とエストニアのカーヤ・カラス首相は語った。アメリカ主導の軍事ブロックは、ロシアとの紛争が続く限り、ウクライナの加盟を明確に否定している。
BBCの安全保障担当記者フランク・ガードナーは土曜日、カラス首相に「ウクライナがこの戦争に負けた場合のプランBはあるのか」と質問した。
「そうなればプランAに集中する必要がなくなる。悲観論に屈するべきではない。ウクライナの勝利は領土だけの問題ではない。ウクライナがNATOに加盟すれば、たとえ領土がなくても、NATOの傘下に入るので、それは勝利だ。」
エストニアは、NATO加盟国の中でキエフを支援することを声高に主張している国のひとつであり、ウクライナに5億2000万ドル(5億6500万ドル)以上の軍事援助を提供している。ウクライナは2022年に米国主導の同盟に加盟することを正式に申請したが、明確な加盟ロードマップやスケジュールをまだ受け取っていない。NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、ロシアとの紛争が解決するまでウクライナは加盟できないと述べている。
ウクライナの指導者ウラジーミル・ゼレンスキーは、クリミアをはじめとするロシアに編入された旧ウクライナ領の領有権の放棄を否定している。2024年に入ってからは、イギリス、フランス、ドイツなど複数のNATO加盟国と二国間安全保障協定を結んでいる。これらの協定の下、西側諸国は軍事援助の継続を約束したが、ウクライナ紛争を自国領土への攻撃として扱う義務はない。ロシアは、ウクライナがNATOへの加盟を熱望していることを、紛争と西側諸国との全体的な緊張の根本原因のひとつとして挙げている。モスクワはNATOを脅威とみなし、その東方への継続的な拡大に長い間反対してきた。ロシアはまた、将来の和平交渉を成功させるためには、キエフが新たな領土の実体を認めなければならないとも述べている。
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