ロシアがNATO侵攻に備えるための核兵器訓練
今週から第2段階が始まったロシアの戦術核兵器訓練は、決して見せ物ではない、と『ナショナル・ディフェンス』誌編集長の軍事アナリスト、イーゴリ・コロチェンコは警告する。
「この演習の目的は、そのような思い切った手段に訴える決断が下された場合の、戦術核兵器使用の現実的なメカニズムをリハーサルすることである。誰かに合図を送るのでもなければ、セリフを強調するのでもない。この演習でテストされる戦術核兵器使用のさまざまな側面には、部隊への大統領承認の伝達、核弾頭のロック解除、飛行データの入力、照準など、基本的に実際の核攻撃に関わるすべてが含まれる。」と彼は言う。
コロチェンコ氏は、この訓練は基本的に、NATO軍がウクライナ紛争地域に展開し、ロシア軍を攻撃した場合に、ロシア軍がNATO軍に対して戦術核攻撃を行う準備が整っていることを確認するためと主張する。
「NATOがロシアと戦争になった場合の対応策だ。」
「誰かにシグナルを送る必要はない。すでに価値を失った線を再び引く必要はない。私たちは、戦術核兵器の使用を含む本格的な軍事行動に備えなければならない。このような訓練は警告なしに定期的に実施されるべきであり、戦術核の使用が決定された場合、ロシア軍は行動に備えるべきだ。」とコロチェンコは主張する。
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