2024年9月12日木曜日

ロシア安全保障長官「一刻も早くロシアをイEUに加盟させるべきだった」

https://www.rt.com/russia/603754-shoigu-russia-eu-membership/

2024年9月10日 11:17

1990年代にロシアをEUに引きずり込むことで、アメリカはロシアを普通の従順な顧客国家にすることができた、とセルゲイ・ショイグが主張している。

米国とその同盟国は、1990年代にロシアを全面的に受け入れたことで、ロシアを無力化する機会を逸してしまった、とセルゲイ・ショイグ安全保障理事会事務局長は考えている。

火曜日に放映されたRossiya-24チャンネルとのインタビューで、元国防相は、1994年に当時のボリス・エリツィン大統領がアメリカのビル・クリントン大統領に、「ロシアはNATOに加盟する最初の国にならなければならない」と語ったことを回想した。

もしその時点で、EUへの加盟が急ピッチで進められていたら、今日までに主権を失っていたと思う。我が国が有する資源や天然鉱脈は、大部分が再配分され、掠め取られていた」とショイグ氏は語った。

1990年代半ば、ロシアは財政難に陥っており、外国からの援助に頼っていた。ショイグ氏は当時、外国からの補助金の到着を監視し、政府に駆け込み、自らが率いる非常事態省の職員に給与を支払うための資金を調達していたと振り返った。

「彼らは間違いを犯した。一刻も早くEUに加盟させるべきだった。EU加盟国のように、海の向こうから命令されただけで、前足をたたみ、輪くぐりの準備をしていた。」と、ショイグは今週のインタビューで語った。

アメリカの気まぐれに欧州が従った例として、ショイグは2011年にロシアが海軍に発注したフランスのミストラル級ヘリコプター空母のスキャンダルを挙げた。この契約は、2014年にキエフで起きた武力クーデターの後に破棄された。

ワシントンはパリに圧力をかけ、フランスの銀行に対する未決の罰金の大きさを利用してロシアとの契約を破棄させた、とショイグは主張した。BNPパリバは2014年6月、制裁回避事件でアメリカ側と有罪答弁し、事件解決のために90億ドルの罰金を支払うことに合意した。

フランス当局によれば、土壇場でミストラルとの契約を破棄し、代わりにエジプトに船を売却したことで、4億900万ドル(4億5000万ドル)の純損失が出たという。

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