2026年3月10日火曜日

ラリー・C・ジョンソンとニマ・アルホルシド:テルアビブもハイファも大被害のなかイランで新しい最高指導者が登場

https://www.youtube.com/watch?v=Qy_2fB19d_M

司会: まいど皆さん。今日は月曜日、2026年3月9日や。お馴染みのラリー・ジョンソンはんに来てもろたで。おかえり、ラリーはん。

ラリー: ああ、ちゃんとしたシャツ着てきたな。ええやんか。あの葬儀屋みたいな格好は好かんねん。まあ、ほんまに暗い時代やけどな。

司会: まずイランで起きてることから始めよか。新しい最高指導者、アリー・ハメネイの息子についてや。トランプはどうも新しい最高指導者が気に入らんみたいやな。フォックスニュースではこう報じられとった。「ハメネイの息子が新最高指導者に。強硬派の聖職者で、父親より過激やと広く見られとる。トランプ大統領は警告した、『あいつはわしらの承認が必要や。もらえんかったら長く持たへんで』」

ラリー: 皮肉なもんやろ。一方では「イランが大統領を殺そうとした」いうことを口実にイランへの攻撃を正当化しとる。でもそれはまた別の嘘や。そのくせ、自分らは「どの指導者でも好きに殺せる」て堂々と話しとる。どっちやねん?悪いことなんか、それとも誰がやるかによって変わるんか?

このトランプの行動は、この戦争が始まってからの1週間半、ますますおかしなってきとる。個人的には25条を発動して、あいつを退陣させる必要があると思うわ。「アメリカがイランの指導者を誰にするか決める権限がある」とか妄想みたいなことを言うてるんやから。まあ、トランプが正直に言うとるいう点だけは認めたるわ。過去73年間、わしらがやってきたこと-指導者を据えたり、引きずり下ろしたり、自分らの望む人物を入れたり、状況をコントロールしようとしたりしてきたことをな。でもやっぱり間違いは間違いやで。

司会: ラリーはん、消耗戦が始まったと思うか、それともまだ初期段階なんか?今の戦場はどう見えとる?テヘランへの爆撃も、イスラエルへの攻撃も起きとる。イスラエルからの映像はあんまり出てこんけど、聞こえてくる話では両方とも相当な被害があるみたいや。ペンタゴンの長官、ピート・ヘグセスが「60ミニッツ」に出とったけど、トランプのペンタゴンの考えをどう理解しとる?

ラリー: 明確な戦略がないんや。だからジャズミュージシャンみたいに即興でやっとる-ただし下手くそなジャズミュージシャンやけどな。

イランとイスラエルの違いを見てみよか。イランは人口9100万人。最大都市のテヘランは、資料によるけど1000万?1200万人や。でもそれ以外は、100万人以上の都市はそんなに多くない。残りの7000万?7500万人は全国に散らばっとる。一箇所に集中してへんのや。

司会: ちょっと言わせてや。このポッドキャストでよく議論になることやけど、イランの様々な民族-クルド人、アラブ人、アゼリー人、ルル族、バクティアリー族-みんな自分らをペルシャ人やと思っとる。別の民族やとは思っとらへんのや。

ラリー: せやな。その上で言うと、イランの人口の61%は実際にペルシャ人や。さらに19%くらいがアゼリー人で、前にも言うたけど、ハメネイもその息子のモジュタバも、アゼリー系やねん。だから彼らはペルシャ文化から切り離された異分子やないんや。

で、わしが言いたいのはな、アメリカが軍事攻撃でできるだけ多くの人口に打撃を与えようとしても、イランの人口の70?80%は全国に散らばっとる。一方イスラエルは、人口の75%、ひょっとしたら80%近くがテルアビブとハイファに集中しとる。

つまり西側がイラン国民の戦意を挫くために何百もの標的を攻撃せなあかんのに対して、イランはたった2箇所攻めるだけでええんや。そしてそれを毎日毎日繰り返しとる。イスラエルはもう苦しんどる。停戦を求めるシグナルを出しとるけど、今回は停戦できへんで。

去年6月の12日間の戦争の終わりに、イランが停戦に応じたのは、アメリカから「今後は真剣に交渉する」という示唆があったからや。結局アメリカはまた嘘をついたわけやけど。だからこの戦争が続く中で、先週から消耗戦が始まったんや。

あのイランが5基のレーダーを破壊するとは、誰も想像してなかったやろ。TSPとFPSいうやつや。片方は5億ドル、もう片方は10億ドル以上する代物や。TSP(「ティプシー」と呼ばれとる)が少なくとも2基、FPSが3基やられた。これでアメリカとイスラエルは両方とも目を潰されてしもうた。以前はイスラエルに「弾道ミサイルが来るぞ」という30分前の警報があった。今はもうない。着弾1分前に気づくだけや。

アメリカはレーダー能力を実質的に削がれてしもうた。これは防衛側の軍事作戦全体に影響する。さらに、サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、UAEの基地にずっと駐留できると思っとったのに、それも難しくなってきとる。ペルシャ湾の海上交通が封鎖されたことで、サウジアラビア、特にカタールとUAEが普通の生活を続けられる状況は終わりや。1週間以内に深刻な食料不足に直面するで。

イランの海水淡水化施設への攻撃を受けて、水不足の可能性もある。イランは「やられたらやり返す」と誓っとる。「石油施設を攻撃するな」と警告したのに、アメリカかイスラエルがイランの石油施設を攻撃した。その報復として、イランはバーレーンとクウェートの石油施設を攻撃した。これで世界が直面する石油不足の問題がさらに悪化する。

そして今日、アメリカはさらにエスカレートした。イランの石油タンカーを攻撃して、今のところ3隻を爆破または沈没させとる。環境被害は別として、これでさらに石油が市場から消える。わしらは本格的な世界経済危機に突入しとるんや。

1973年のヨム・キプール戦争と2022年2月のロシアのウクライナ攻撃開始時の歴史的証拠がある。どちらも石油価格が急騰したけど、その後下がった。でもあの時は、価格が上がっても石油は地面から汲み上げられ続けとった。タンカーに積まれ続けとった。船はペルシャ湾から出られとった。今は違う。完全に変わってしもうた。何もない。生産を止めざるを得ない。貯蔵タンクが満杯になったら、ポンプを止めるしかないんや。ペルシャ湾から何も出てこない。世界が頼りにしとった21%が、ぷっと消えてしもうたんや。

これはロシアにとってはものすごい恩恵や。ロシア経済はこの棚ぼた収入でどんどん潤うで。インドは困ったことになっとる。モディは何を考えとったんか知らんけど、イスラエルに行ってネタニヤフの尻をぺろぺろ舐めるようなことをして、ぺこぺこ頭を下げた。まあ「お抱えインド人」とでも呼んどこか。いくつかの協定に署名して「素晴らしい友情」とか言うてたのに、イランへの攻撃が起きた時、一言も言わへんかった。ひとこともや。そして今になって「大変や、石油の80%がペルシャ湾から来とるのに、どうするんや」と気づいた。

以前インドは「ロシアの石油を買うのをやめる」とアメリカに言っておいて、裏でロシアに「制裁の関係で、割引してくれたら買うわ」と言う手を使っとった。ロシアも「ええで、割引したる」と言うてた。ところが今回、イスラエルへのあの見苦しい媚び売りの後、モディはようやく「大変や、石油供給が断たれた。石油とLNGが要る」と気づいてロシアに戻ってきた。アメリカも方針を変えて「ロシアへの制裁をなくすから、油を売ってええで」と言うた。するとロシアはインドに「やあ、おかえり。喜んでお役に立ちますよ」と言ったわけや。

でも前は1バレルあたり3?4ドルの割引があって、59ドルのところを55ドルで買えとった。今は価格が85ドルに上がっとる上に、5ドルのプレミアムまで払わなあかん。インドがイスラエルに行かず、BRICSを裏切らんかったら、ロシアは絶対に特別な取引をしてくれとったと思う。「価格は上がっとるけど、満額は払わんでええで」てな。これがインドへのしっぺ返しやで。

フィリピンはどうするんや?石油の94%がペルシャ湾から来とるんやで。トランプが「ホルムズ海峡を開通させる」と豪語しとるけど、どうやってやるんか全く見えへん。イランは船を一列に並べて「通れへんで」と言うてるわけやない。ただ「通ろうとしたら吹き飛ばす」という声明を出して、実際そうしとるだけや。

司会: アメリカのイラン嫌い、ロシア嫌いの人たちはほんまに混乱しとるな。リンジー・グラハムはイスラエルに「石油施設は攻撃するな。イラン全体が欲しいんや、あの資源ごと丸ごとな」と言うとった。

マクロンが出てきて、フランスはホルムズ海峡の交易を段階的に再開するための「純粋に防衛的なミッション」を計画しとると言うとる。実際こう言うとった-

マクロン(映像): 「純粋に防衛的なミッションを立ち上げとる。これはサポートミッションや。他のヨーロッパ、そして非ヨーロッパの国々と協力して、紛争の激しい局面が一段落した後、できるだけ早くコンテナ船の護衛を行い、ホルムズ海峡を段階的に再開させるためのものや。これは国際貿易の要路であり、もちろんガスの輸送路でもある。平和的で防衛的なミッションや」

司会: でもヨーロッパは西アジアの計算から外れてしもうとる。イランはヨーロッパとは話しとらへん。アラブ諸国もヨーロッパを有効な選択肢とは見とらへん。だからみんなプーチンと話しとる。このミッション、何を意味するんやろ?

ラリー: さっぱりわからん。あいつはコカイン常用者やと言われとる。コカインでハイになっとるんちゃうか。どういうシナリオや?状況がここ39年でどれだけ変わったか見てみよか。1987年に戻ると、イラン・イラク戦争の最中で、西側、特にアメリカはイラクに大規模な支援をしとった。イランは事実上一人で戦っとった。それでイランはペルシャ湾からの石油の流れを止めることで西側に圧力をかけようとした。機雷を敷設し始めたんや。「イランル」という機雷敷設船があった。

西側はどうしたかというと、ヘラクレスという石油サービスバージを浮かべて、海軍特殊部隊と空軍第160特殊作戦航空連隊のヘリコプターをそこに配備した。これをどう知っとるかというと、そのユニットの指揮官が当時海軍中佐だったわしの親友やったからや。彼らはイランに対して軍事作戦を遂行した。当時のイランにはミサイルがなかった。砲艦で攻撃しようとしたけど撃退された。

今は違う。フランス船が海峡に入ろうとしたら、イランはイランの沿岸の洞窟に対艦ミサイルを持っとる。ドローンもある。西側には、あのドローンを全部撃ち落とす能力はない。ドローンだけでも船に相当な被害を与えられる。もし本格的な戦闘になったら、保険会社は世界中どこも、その海峡を通る船に保険をかけへんやろ。だから閉鎖されたままになる。

カタールとUAEは食糧が底をつく。船で食糧を運んでもらうことに頼り切っとるからな。そしてもしイランが海水淡水化施設への報復を進めたら-昨日アメリカとイスラエルがイランの淡水化施設を攻撃したから-湾岸アラブ諸国は完全に終わりや。水なしになる。人道的大惨事が起きるで。

司会: 各国の淡水化への依存度を見ると、クウェート90%、オマーン(紛争当事者ではないけど)、イスラエル75%、サウジアラビア70%、UAE 42%。イランはたった2%や。

ラリー: せやねん。イランはやられたらやり返すゲームをやっとる。こっちが攻撃したら、あっちも同じように攻撃する。バーレーンとクウェートの石油精製施設はもうやられた。わしらは近代の歴史で石油が重要になってから、こんな状況に直面したことがない。

OPECが自主的に「西側には売らん、ただ持っておく」という形でやった禁輸とは全然違う。今は文字通りポンプを止めて、一度破壊されたら簡単に取り替えられないものを壊しとる。湾岸から何も出てこない。少なくとも世界の他の地域向けには。中国向けの石油を積んだ船は出られとる。イランのタンカーも出られとる。もし西側が「じゃあそのタンカーも攻撃したる」と言うたら-イランはお返しに残りのタンカーを破壊して、こっちがやったことを全部もっとひどくやり返してくるで。「あんたらがわしらにしたことは全部、もっとひどい形で返したる」ということや。

司会: ラリーはん、今のイランの状況で重要な2人の人物がこの新しい最高指導者に祝意を送った。1人はアゼルバイジャンのアリエフ大統領や。

ラリー: そうか!彼が送ったんか。新最高指導者のモジュタバはアゼリー系やから、アリエフは最初に祝意を送った指導者の1人なんやな。

司会: ロシアのプーチン大統領もメッセージを送っとる。こう言うとった-「イランが武力攻撃に直面しているこの時に、この高い地位に就くあなたには、疑いなく大きな勇気と献身が必要でしょう。あなたは名誉をもってお父上の遺業を継ぎ、厳しい試練の中でイラン国民を一つにされると確信しています。わたしとしては、イランへの揺るぎない支持とわれわれのイラン人の友人たちへの連帯を改めて表明したい。ロシアはイスラム共和国の信頼できるパートナーであり続ける」

司会: 外では「ロシアはたいしたことをしてへん」という声もあるけど、イランの高官が話すことを聞くと、アラグチ外相がMSNBCで「イランとロシアの関係はこれまでで最高の状態だ」と言うとった。

ラリー: ロシアはアメリカとの公の対立は求めへんやろ。でも大規模な支援はイランに提供しとる。3月5日(先週木曜日やったかな)に、湾岸協力会議の大使全員がモスクワに集まった。表向きは別の議題やったけど、本当の目的はロシアにイランを止めてもらうことや。「あいつらはあんたらの子分やろ、止めてくれ」という話や。

ラブロフは超本格的な強硬外交の見本を見せた。最初に「ロシアの心からのお悔やみを申し上げます。被害と損失を受けられた皆様に。これは恐ろしいことで、わしらは反対です」と言った。でも次の瞬間こう言うた。「アメリカとイスラエルがイランに対して行った理不尽な攻撃に抗議した方は、あなた方の中にいらっしゃいましたかな?今自分たちに起きていることは心配しておられる。ではイランが違法に攻撃された時、あなた方はどこにいましたか?そして、アメリカに殺された若い女の子たちについて一言でも言った方は?」

これで大使たちはタジタジになった。さらにラブロフは「クウェートは国連安保理でイランを非難する決議を出そうとしてるそうやが、客観的でも誠実でもない」と言い切った。ほんまに容赦なかった。ロシアは口だけやなく、実質的な行動を取っとる。すでにクルド人が軍事作戦を仕掛けてきた場合に備えて対反乱用の攻撃ヘリコプターをイランに提供しとる。もっとも今となっては、クルド人がそうするとは思えんけどな。

イランが軍事的にこれだけ善戦しとるという事実が-世界最強と言われた軍に対して、爆撃され続けながらもまだ立っとる-不思議な現象を生み出しとる。ホルムズ海峡、イランはこれを閉じ続けるやろ。わしはこれがイランの交渉カードやと確信しとる。もし彼らがわしと同じように考えとるなら、この戦争を終わらせる交渉の場では、「イランへの制裁を全て解除すること、イランを悪魔扱いする動きを止めること、アメリカ軍はペルシャ湾から撤退すること、それが実現しなければ海峡は閉じたまま、あんたらの経済を破壊し続ける」という立場を取るやろ。

石油が1バレル200ドルになったとして、イランにとっては何やねん?どうせ自国民向けに補助金を出しとるんやから。十分な量を売れれば何とかやっていける。でも西側は耐えられへん。わしの地元-タンパの南-でも、ガソリンが1週間で50セント上がった。先週は2ドル50セントで入れてたのに、昨日は3ドル4セントやった。いや実際はもっとや。わしはBJ'sというバイヤーズクラブの会員やから25%割引があって、それでこの値段やからな。ガソリン代は上がり続けるで、止まらへん。

これに加えて、先週金曜日の雇用統計で9万1000人が職を失ったという報告が出た。失業率が上がっとる。インフレも上がっとる。そしてこれがインフレをさらに加速させる。これはトランプにとって政治的に持続不可能になってくる。「魔法の杖を振ればイランがアメリカの言うことを聞く」と思い続けとるけど、そんなことにはならへん。

アメリカは空爆はできる、インフラを破壊できる、廃墟にできる、ガザにすることもできる-でも実際それも難しい。飛行機と爆弾が足りへんのや。イランはイラクの4倍、ウクライナの3倍の国土を持つ大国やで。軍事力の限界を見たければ、ロシアがウクライナに4年間、大規模なミサイル攻撃、ドローン攻撃、滑空爆弾攻撃を加え続けたのを見れば分かる。相当な破壊と機能喪失をもたらした。でもウクライナは「降伏します」とは言わなかった。そこで地上部隊の出番になって、ロシアは領土を実際に占領することで制圧せなあかんと理解しとる。空爆は軟化させるだけや。

アメリカはそのスケールの軍事作戦を、ロシアがウクライナにやったような形でイランに対してやる準備が全くできてへん。

司会: 昨日レイさんと話したんやけど、あの女学生への攻撃について、IRGC(革命防衛隊)か何かの武装組織が7年前にその場所にいたということで、ターゲットリストの更新がなされていなかったという話やった。でもレイさんは別の視点を持っとった。攻撃を計画する際には、ターゲット情報を常に更新しなあかん、10年前の情報でそのまま爆撃するわけにはいかんと。そして彼の推測では、誰かが意図的にそのターゲットをアメリカの攻撃リストに入れたということや-アメリカとイランのエスカレーションを望んでいた、イランに激しく反応させたかったイスラエルのエージェントが、トランプ政権内にいたのではないかという話やった。これについてどう思う?

ラリー: それには同意できへん。なぜなら、イランにエスカレートさせて何の得があるんや?あんたらはイランに降伏させたい、緊張緩和させたいはずやろ。

司会: いや、彼が言うたのはそういう意味ではなくて、トランプ政権内のイスラエル系エージェントがそのターゲットをリストに入れた、と。

ラリー: わかった、でもそれにしても、そのターゲットを入れた結果、イラン国民を激怒させることになる。もしイスラエルとアメリカの目標がイランを打倒して政権交代を実現することなら、イランをもっと怒らせて政権への抵抗を強めさせることは、最もやってはいけないことやで。わしはこれを単純な間違いとして見とる-怠慢と言ってもええ。ターゲットを選定した後で「このターゲットが本当に主張通りのものか確認しに行こう」というプロセスが存在しないんや。「これがIRGC本部だという情報がある」と言われても、「その情報源に戻って、本当にそうか確認しよう。情報提供者はこれまで正直だったか?」というベテランの検証がない。

実際に目の当たりにしてきたから、信念じゃなくて事実として言える。わしはホンジュラス担当アナリストだった時、毎年CIAのファクトブックが回ってきて「ホンジュラスについて記載されていることを確認してくれ」と言われた。正直に言うと、事実を深く掘り下げて検証したわけやない。わりと官僚的な作業として、「まあだいたいそうやろ」でサインして先に進んだ。今回もそれと同じようなことが起きとると思う。

司会: ヘグセスが「60ミニッツ」で「無条件降伏とはどういう意味か」と聞かれて、「勝つために戦っとる」と答えた。これを翻訳するとどういう意味なんや?この消耗戦において「勝利」の概念とは何や?

ラリー: 「勝利」の輪郭は、イランの政府がアメリカが責任者であることを認め、イランの政策をアメリカの指示に従って決定し、アメリカがイランの指導者の誰が座るかについて最終決定権を持つ-それがアメリカの考える勝利や。まあ、そんなことにはならへんけどな。

アメリカがそれを望んでいるとしても、実際にイランをそこまで追い込む能力がない。現在の戦力構造ではな。もしアメリカが陸軍を今の50万人弱から200万人に増やして、大規模な兵器工場を再稼働させて、戦争に向けて準備を整えたとしたら-ひょっとしたらイランを打倒できるかもしれん、大きなコストを払ってな。ものすごいコストを払って。でもそれも全部、イランが防衛のための手を打って、もっとコストを高くしてこないという前提の話や。

今の時代にイランへ兵力を展開して侵入する簡単な方法はない。上陸作戦?幸運を祈るわ。ドローンとミサイルの反撃で、上陸用舟艇のほとんどは岸に着く前に破壊されてしまうやろ。兵士たちをイラクに集結させて、そこからイランに地上侵攻?あのイラク・イラン国境地帯は山岳地帯で、北西から南東にかけて非常に険しい地形が続いとる。防衛側にとっては侵略軍を消耗させるのに最適な地形や。

ヘグセスは賢い人やない。言われたことをやって、言われたことを言う。でも彼の深みのなさは危険なレベルに達しとる。

司会: イラクのヘズボラがこれだけ強力で影響力があるとは思わなかった。戦争全体の中でこれだけ善戦しとる。

ラリー: 2003年のアメリカ侵攻以来、12年間戦いのスキルを磨いてきとる。それとカーミーの攻撃と殺害が彼らを戦闘に引き込んだ。実際、シーア派の最高権威であるアリー・システーニー師が土曜日にファトワを発令した-「すべてのシーア派教徒は今やアヤトラ・カーミーを殺したアメリカに抵抗し罰する義務がある」と。

司会: トランプに、アメリカが攻撃を止めた後でもイスラエルが単独でイランとの戦争を続けられるかどうか聞いたら、「その必要はないと思う」とだけ言うて答えへんかった。アメリカなしでイスラエルがイランと戦えるというシナリオはあるんか?アメリカはいつまでペルシャ湾にいるつもりなんや?聞くところによると、今のところアメリカは毎日10億ドル以上使っとる。

ラリー: せやな。それに加えて、レーダー破壊で50億ドルを超える損失がある。イスラエルはアメリカへの財政依存が高い。全部アメリカ持ちやからな。

だからこそ、石油価格の劇的な上昇と供給遮断による連鎖効果が深刻なんや。液化天然ガスの供給遮断も合わさって、ヨーロッパとアジア多くの国が本当の困難に直面する。世界的な景気後退になるやろ。

1973年のヨム・キプール戦争後に石油価格が急騰した時も、2022年のウクライナ侵攻初期も、一時的な景気後退や経済成長の鈍化・逆行があった。今回は違う。誰かが自発的に供給を差し控えているのではない。供給がないんや。輸送可能な分も輸送されてへん。生産施設はシャットダウンしなあかんくなっとる。カタールのLNGプラントは今稼働してへん。

貿易量の落ち込みが起きる。ペルシャ湾に出入りする海上交通はもう影響を受けとる。フーシ派はどうするやろか。紅海の底にあるバブ・エル・マンデブ海峡。もしフーシ派がそこを閉鎖したら-十分あり得る-世界で最も重要な海上交通路の一つが一気に麻痺する。

アメリカ人が高い物価を払うだけやなく、石油に依存する産業が操業停止に追い込まれ、もっと多くの人が職を失う。これは違う、ほんまに違う状況や。みんな「大丈夫、うまくいっとる、勝っとる、勝っとる」と言い張ろうとしとるけど、勝っとらへん。でもわしらはそう言い聞かせ続けとる。

司会: ドナルド・トランプは今イスラエルで何が起きとるか本当に知っとるんか?イスラエルからの映像が出てこない。今日、CCTVカメラが撤去されとるという映像が出てきた-ハッキングされないように、あるいはイスラエルの実態が報告されないようにするためなのかわからんけど。

ラリー: イスラエルは全部検閲しとる。

司会: なぜ?

ラリー: なぜかて?「わしらはドローンの90%を撃ち落としとる。イランなんか全然効いてへん。最高や」と言われとるやろ。せやったら見せてみい。もしほんまにそうなら、世界中の記者を呼んで「見てみい、すごい光のショーやで、イランがいかに無力かを見せたる」と言えるやろ。でも真逆や。

対照的にイランを見てみい。CNNが入りたい言うたら「どうぞ」や。ペルシャ語の審閲員があとをついて回って「それは言うな、撮るな」とは言わへん。「全部撮れ、西側がイラン国民に何をしとるか見せたれ。軍事目標やなく民間人を攻撃しとる、それがテロリズムの定義やで」と言うとる。

SNSで何がポストされるかを管理しようとして、カメラを撤去しとる事実一つ見るだけでも-ティックトックはかつて情報源やったのにもうそうやない。インスタグラムとXは動いとる、ちょっとした情報はある。

司会: もしロシアか中国がこの混乱を止めようとするなら、西アジアのアラブ諸国はどう動くと思う?GCCがロシアと中国に何を求めとるんやろ?

ラリー: 彼らはアメリカの安全保障の傘を頼りにしとった。嵐が来たら傘に穴が開いとった。この戦争はいつか終わる。そして交渉による和解-イランに有利な和解-で終わると思う。イランが恐ろしい損害を受けたことは最小化したくない。でもアメリカは自分の意志を押し付けることはできへん。無条件降伏にはならへん。ユリシーズ・グラントがロバート・E・リーに条件を言い渡すような話にはならへん。フォン・パウルスがソ連に何を降伏するか告げるような話にも。むしろ逆や。

イランはホルムズ海峡をコントロールすることで、経済的レバレッジとして使って、「制裁全廃、米軍撤退」を実現しないとペルシャ湾から石油は流れへん、国際経済システムは復活せえへん、という立場を手に入れた。UAEとカタールが生き残れるかどうかも、これにかかっとる。

バーレーンの国王はもう国を脱出したという報告がある。クウェートはどうなるかわからん。アメリカ国務省はサウジアラビアのアメリカ大使館を閉鎖するよう命じた。これは重要やで。アメリカは外交的にもペルシャ湾から撤退しとる。大使館を閉じたら、サウジの指導者は誰と話すんや?ロシアは撤退してへん。中国もそうや。ロシアと中国は残っとる国で、実際にそれらの国を守る能力がある-アメリカにはできへんことを。将来は、イスラエルから守るための保護になるかもしれんけど、それはまた別の話や。

司会: アメリカの政治家の誰かが、このイランへの戦争から何の地政学的・経済的利益があるのかトランプに問いただしとる人はおるんか?イランもひどくやられとるけど、イスラエルも同様や。戦後アメリカはイスラエルを再建せなあかんやろ。そしてアメリカの立場は以前のようにはならへん。これがロシア、中国、さらにはイランの手に大きなレバレッジをもたらす。

ラリー: イスラエルに対する政治的態度は確実に変わってきとる、しかもイスラエルにとって良い方向ではない。ギャビン・ニューサムは2週間前、イスラエルに対してかなり融和的な発言をしとった。今はもうそうやない。「イスラエルをまた偉大に」という、「アメリカをまた偉大に」の犠牲で成り立つ、というソーシャルミームが広まっとる。

イスラエルが攻撃を続けて、反シオニストの人々を弾圧・処罰しようとすればするほど、逆効果になっとる。先週末、キャンダス・オーウェンズが「アメリカの息子や娘たちをイスラエルの砲弾の餌食にするために軍に入れさせるな」と言うた。100%同意や。ビル・エイクマン-わしの知り合いでもあるけど-がキャンダスを「邪悪な反ユダヤ主義者、非米国的」と攻撃して、「起訴されるべきか」とまで言うた。キャンダスは「番組に来い、討論しよう」と挑んだ。要するに、エイクマンは億万長者で、自分を強いと思っとるけど、実際は強くない。キャンダスが怖いんや。

シオニストのプロジェクトは幸いなことに本物の危機に瀕しとる。入植者が何世紀もそこに住んでいたパレスチナ人を追い出すために攻撃して回っとるシオニストのナンセンスが一掃されたら、正常化のチャンスがある。この戦争の結果として起きていることは、アメリカがイランをもっと痛めつけようとすればするほど、国際経済秩序への被害が大きくなり、ドル覇権を維持するアメリカの能力が失われていく-それが現実や。

司会: ネタニヤフがトランプに何を握っとるんやろ。「タイムズ・オブ・イスラエル」でのインタビューで、トランプはイスラエルの大統領にパードン(恩赦)を求めとると言うとった。なぜネタニヤフがそこまでトランプにとって重要なんや?

ラリー: ネタニヤフがトランプにそう頼んだからや。それと、ジェフリー・エプスタインに関するトランプについての決定的な情報を持っとるというブラックメールの可能性も否定できへん。でもとにかく、トランプはシオニストたちの完全な言いなりになっとって、アメリカを傷つけとる。共和党は11月に大きなツケを払うことになる。下院は圧倒的に民主党になるやろ。上院も奪還できる可能性が高い、もっともテキサスでは民主党が完全なアホを候補にしとるけどな-トランスジェンダーの話に乗っかっとる政治的に弱い小さな男や。国民が求めてるのはそんなもんやない。海外での際限ない戦争をやめてアメリカを再建し、仕事と健全な経済を持つことやで。トランプはそれを全く実現できてへんし、これからもっと悪くなる一方や。状況がどれだけ悪いか、彼らは現実を直視することを拒んどる。

司会: エルサレム・ポストに「生存者が証言、クネセトの現旧議員が未成年を含む悪質な性的儀式に関与」という記事が出とった。医師、教育者、警察官、議員らが関与しとると。イスラエルでもエプスタインのようなスキャンダルが起きとると生存者が言うとる。

ラリー: テルアビブは世界の性的逸脱の首都の一つと知られとる。これは本当に悪魔的・サタン的なカルトで、ユダヤ教とは何の関係もない。彼らはユダヤ教の陰に隠れとるけど、実際には神を信じておらず、無垢さや純粋さを破壊することを目的とした儀式を信じとる。これは現実やで。多くの人が関与しとる。

司会: ありがとう、ラリーはん。今日も来てくれて本当に助かった。

ラリー: いえいえ。「面白い時代に生きろ」いうあの中国の呪いの言葉通りの時代やな。

司会: そうやな。また今週話しましょう。お元気で。

ラリー: またな。お元気で。


0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム